7日・6時半くらい滋賀の布教から帰ってきたアパートのエレベーターでバッタリ。
  『 あっ、おぼうりん。 帰って来たん? 今晩これる? 来てや! 』
                  砂原ママ。

 バーのママではありません。
同じアパート( マンションといいましょうか )にお住まいの奥さんで、お子さんのお母さんなので < ○○ママ >。
ご主人は < ○○パパ >。    子供たちがほぼ同年代の親同志は子供が小さい時からお互いにこう呼び合っています。  おそらく全国そうでしょう?   違いますかねえ。
 で、わたしは < 栗パパ > もしくは < おぼうりん >。 かわいいでしょ?
生活を同じくしているお坊さんに親しみを持って頂いて < おぼうりん >。  呼び名って、何時になっても変わりませんよねえ。
 
まあ、それはいいとして。
地元≪ 御香宮 ≫の祭り・神輿がかかれる日で、世話役の砂原家で担ぎ手の打ち上げ・足洗いがあるんです。
僧侶ですから・・・と、ほとんど表には参加していませんが、前夜の行事では大鍋の火焚きや ちょっとした買いだしに走ったり。    祭りにガっツリ参加して汗かくでない私に、色んな仕事を わざわざ用意して下さっているんですよ。  なぜ?  それは、一緒に楽しくお酒呑めるようにと!   ありがたし。

 それにしても、今年はホントに全く何のお手伝いもしていないのに、呼んで下さったわけです。
ズウズウしく行けませんよねえ。   ・・・・・行きました。



年々集まるひとが増えていますか。 料理事も会場準備もほとんど奥さんおひとりで・・。 いや、ご家族の手助けもあるでしょうし、うちの家内も微力ながらお手伝い、ご近所の奥様もお手伝いされていますが、ほとんどは。

 『 大変だな~。 』  と思うのですが、ご本人まったく苦にする様子なく。
ひとりでも多くの方が来られるのを喜んで楽しんでおられるご様子。
     菩薩のような方・・・いや 言い過ぎました。     
ひとが集まる場所を用意・提供する事はスバラシイ事です。    見て下さい、みんなのいい顔。

   『 スゴイぞ、砂ママ! 』    ・・お礼に叫んでみました。   沢山よばれたもので・・。

  6日・7日と滋賀県・東近江市の≪ 正福寺 ≫様へ報恩講のご縁で参りました。 
 ご住職は彫刻家でもあり、京都・俵屋画廊で個展を開かれた折、版画作品等の表装仕事を通してのお出会いでありました。   僧籍をお持ちの坊守さまも実に< アーティスト >。気の遠くなりそうな時間をかけられた繊細な美しい作品が目にとまりました。   この度はひとりで車を走らせたのではなく、京都から≪ 本間寛治 ≫ 氏 とふたり旅。 ( 読売新聞の記者・デスク・支局長を経験され、日本ペンクラブ会員であり、執筆家。 今年5月に得度されて本願寺派僧侶に、宗派を超えてご活躍中。 正福寺住職・楠照道氏とは、以前より杯の友。 むろん 栗山とも杯の友。 )    ご住職が 『 栗山さんが来られるこの度の報恩講に、是非ご一緒にお参りを・・ 』 と、ご招待されていました。
 住職ご夫妻の作品に囲まれた客間で2日間楽しくご一緒させて頂きました。

 夜座が午後9時半に終わり、10時過ぎてから <懇親>の時間。  <吞み会>と呼ぶひともあるでしょう(笑)。
坊守さま、築地から帰山されたご子息、娘さま方にそのご主人方・・・・。   皆さんがみなさん、温かく楽しく。
 『 本間さん、折角だから 明日朝、ご経験からのお話を一席お願いしよう。 』 ( 住職 )
 『 えっ! ・・・いいんですか? 』 ( 本間氏 )
急きょ決定。             以前からお考えであったと思います。 講演のご経験はあっても僧侶の姿で本堂でのお話は初めてのはず。 色衣を着けての内陣出勤も初めてのはず。 これから機会は多々あるであろうとはいえ、氏にとって大きな大きなプレゼント。   ですよ!  ・・・なんと あたたかいお心遣い。 

 わたしも聴聞できてうれしく、ありがたく。  

      そうそう、夜 懇親中に、ご門徒さまに出された< 法座案内 > を見せて頂いたのですが、 
                    わたしの紹介に 『 愉快な方で、いつもとは違った法話だと思います。 みなさまお誘い合わせ・・・・ 』   と。

 顔には出ていなかったかもしれませんが、上げられたハードルに 色んなところから冷や汗かきながら杯をあおっていた事を思い出しました (笑)。

 本堂でのご縁、楽しい会話、とっても美味しい数々の精進お料理。
             ありがとうございました!

  『 仏教三国伝来縁起 』 とあります。
木版刷りのかなり古いもの。     装丁も非常の古い伝統にそってあります。 今はこのかたちにする事は、まずありません。
             『 善光寺 』 縁起・・・・?

とても細かいですが、よく見ると 面白い場面・・失敬。

 修復終えて納める時に、詳しいお話をお聞きしましょう。

 腰を据えて行かなくてはなりません。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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