またまた申します。
月日が経つのは早いもので、新しい年を迎え厳しい冬を越え 心身に心地よい春の季節であります。      昨年末にここに書き込んで以来随分月日が経ってしまいました。
以前はもっと頻繁に色々な出来事をそれこそ (あれこれ) 書き込んでおりました事を思えばぐうたらしているのかとのお叱りも甘んじてお受けしなければなりません。

ひとつには。
たまに何年ものこの (あれこれ) を振り返って読み返しておりまして、毎年その季節ごとに変わり映えしない同じような写真と感想文章を書いているなあ・・・と。

日々にこころ震わせる発見と新しい感動と出会いがあれば良いのでしょうが・・・いやいや、それは良くも悪くもありませんね。

同じような事が出来てある、迎えられてあることにこそ有難さが。  
「諸行無常」の常ならぬこの世界においては、同じような「相も変わらぬ」事が出来てあることこそ、そう有る事が難しい「希有」な「有難い」ことでありました。

と思いつつこの3か月を振り返ってみますと、色々ある訳です やっぱり。

年末に息子の取材とのことで東京からわざわざ客人が来られたり。(おかげでテレビ東京番組に西蓮寺が少々、住職もインタビュ受けたり) 

元旦朝6時から久々に息子と正信偈のお勤めが出来たり。

もちろん御正忌法座を皆さんとご一緒させていただけたり。

新しいいのちと出会えたり。

京都市立芸大で今年も表装講師の大役 (いささかタイトスケジュールで毎年冷や汗の) を無事果たせたり。

大雪の中を無理やり京都島根と車走らせ、何とか無事だったり。

夜が明けるたびにそれは誰も見た事の無い一日が始まり、「今日は一日何事も別段なかったなあ」と言っても 何にも無い日は一日として無いのであります。  どなたにとっても。

さて花の便り聞こえてくる頃 お彼岸を迎えます。 21日に法座をひらきます、どうぞ 皆さま どなた様 ご参詣ご聴聞 お待ち申し上げております。   拝

師走、25日。・・・もう。
あまりに月日・時間が過ぎ去るのが早すぎて茫然と驚きです。
四ヶ月この場をご無礼しておりました事にも驚き茫然。
前回7月安居会のご様子でありました。その後本堂では9月に秋季彼岸会、
そして10月29日には報恩講を皆さまとご一緒にお勤めさせて頂きました。 当然ですが夏には扇風機が活躍し、10月にはストーブが出ております。ストーブの頃には千両・万両・南天がその実を赤く色付かせました。

表装仕事も有難いことに途切れる事なく頂いてコツコツ作業の日々でありました。
礼拝対象の御軸修復がほとんどでありますので、宅配・郵送に頼らずなるべく自分で車を走らせてお届けする事を心がけております。山口の防府市・宇部市や奈良県宇陀市に走り、12月には京都~大分県豊後大野市を二日間で往復しました。二日間での走行距離では61歳にして記録を立ち上げました。やればできるもんだ・・というより、無事走り切り納められた事への感謝の念が湧いてきたのは歳のせいでしょう(笑)。
年々に思います『 出来る事を 出来る時に 出来るように 出来るところまで 』。
時機という言葉。 自分の状態によりやりたくても出来ない時もあります、出来た時にはそれは自分の状態だけでなく取り巻く周りの人・環境が揃うというお助けがないと成就するはずもない事ばかりです。振り返り見て、しみじみと。 それであって無理してやっても不足の思いが湧いてくるばかりのお粗末なわが身です。

ですから、『 出来る事を 出来る時に 』『 出来るように 出来るところまで 』させて頂くことであります。

【 自利利他円満 】
新しい年を迎えます。どうか皆さま穏やかな年を迎えられますように念じ申し上げます。

もう8月下旬。
長らく書き込んでおりませんでしたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
5月21日には降誕会の法座、変わらず朝から勤めさせていただきました。 横浜・京都の有縁の方より「参拝の皆さまに」とのプレゼントを送って頂いておりました品、 皆さまの笑顔。繋がるご縁であります。

7月7日には安居会(夏法座)。
夏野菜スクスク育つ頃、 お昼食にはその品々での目にも艶やかな逸品が並びます。

黙食ではありますが、お心こもったお料理を頂き力身に満ちて、午後のお勤めご聴聞。そうそう、この日は毎年「素麺汁」と知って頂いているであろう美作のご門徒さまからは、その素麺を送りお供え頂いてありました。 有難し。

遠くにおられる方々とも確かに繋がっております。

大阪でご縁を頂きお話させていただきましたが、 この時も里の様子を(ふんだんに)盛り込んでのお話。 大阪の皆さまと石見の里が繋がりました。

京都にてお参り。  
子猫が衣の紐にじゃれて離しません。
この子は可愛いのに、お寺境内にフンする猫は憎い・・・などと考えながら。

夏の夕立のあと、見事な虹。
あの人にもあの人にも見せてあげたいなあ・・と思いながら。

知らないけれども知らないうち《 思われて 》いて、繋がっているものです。

《 思う時は すでに 思われている 》

残暑厳しき折、お身体くれぐれものご自愛を。   拝 


西蓮寺十七代住職釈知浩   古書画保存修復師

山に囲まれ狸がお参り・・・
そこにあなたも仲間入り・・・
   ようこそ ようこそ。

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