

里の寺は秋。 秋の日々。
9月23日彼岸お中日の日、例年秋季彼岸会をお勤めいたしております。
今年は午前中を前坊守・母 不二子の三回忌法要、午後を彼岸会として勤めさせて頂きました。
母命日は12月ですが、大変お世話になり親しくして頂いたお同行の皆さまにお焼香賜りたくこの日と致しました。
出欠取らずの法事でありましたが普段の法座にお参りに見えない方のお姿も見え、前坊守を思って本堂に上がって頂いたのであろう事を有難く思いました。
いつもの彼岸お座にはお寺台所で作ったお斎お昼食を用意いたしておりますが、台所お世話お手伝いの皆さまにも法事のご縁にお会い頂きたくお弁当に致しました。
・・・・先ほど申しました、出欠取らずの会にて果たして予想注文した数が足りるか余るか・・余るのは良いのですが、足らなければ誰かにコンビニに走ってもらって家族分を何とか・・とドキドキでした(笑) 事無きを得ました。
この度、西蓮寺什物『親鸞聖人御絵伝』四幅の修復が整いましたので午後の彼岸会でご披露いたしました。 安永6年(1777年)に本願寺から下附された由、裏書がございます。当時の有縁ご門徒さまのご苦労浄財あってはるばる京都からここまで参った御軸。そして250年間、報恩講と御正忌のみにお掛けしてまいりました。その巻き降ろしだけでかなり傷んでおりました。
依頼されたよそ様ご寺院の御絵伝はかなり修復してきましたが、大事な自分のお寺のものがこんなに遅くなってしまいました。
申し訳ないことです。 やっと本堂にご報告できます。
27日には隣寺 尊光寺さま永代経法要のご縁。
お話終えて控室にて色々話しているうちに、枝が広がり過ぎて屋根傷める等気がかりではあるものの私にはとても登れない裏庭のシンボル《木斛》を急遽 大散髪して頂くことに!
お参りのお方が、「わたし、やりますよ。今から行きましょう。」 !!!
山本治さん、伐採や山のプロのお仕事されていたかと思いきや海の仕事をずっとされていたと。これまたオドロキ モモノキ。 あれよあれよと、見事なものです。
何十年前、父がこの姿までに枝を落としていたことを思い出し見上げます。
きっとまた、若い元気な枝芽をつけることでしょう。
28日、隣寺 浄本寺さま永代経法要のご縁。
出かける前の8時、報恩講に向けてお磨き奉仕のお方々。 昇さん・千枝子さん・博さん・繁さん・春巳さん・一文さん・姉さん・・・誠に誠に有難うございます。
黄色く光ったいた真鍮がお磨きされて白く輝きだしました。
申し訳程度にチョットだけお手伝いして出かけるわたし。 帰ってみたらお内陣は 白光に包まれておりました。 見つめながらお勤め。 有難うございました ( 九拝 深礼 )
若き緑の頃。
はや5月。
三日後の21日には降誕会の法座を迎えます。写真を見ながら春を少々振り返ります。
4月8日、永代経法要。益田市匹見の善正寺・斉藤友法師に初めてご来講頂きました。
マイク要らぬ程の大音声にて勢いのあるお話しぶり、有難うございました。
4月末 今年はまだ咲かないか、と思っていた境内の白藤の花。5月8日にはすでに盛りを過ぎていました。 今年は少々房がさみしい様な。2年前の写真と見比べて思います、「 二度も倒れた老木、一年一年が勝負よなあ。 咲いてくれただけで泣けてくる 」
(2年前の勇姿です)
わたしが居ない時に何日も通って裏山を切り開く作業を続けて下さっていた「森の妖精」か「緑の小人」。 見つけました、いや 出会いました。
渡邉春巳総代でした。 何とも難儀な作業現場、誠に誠に有難し。 は~!と思う位すっきりしてきました。 降誕会お参りの方も驚かれるでしょう。