走れボウズ。
師走、25日。・・・もう。
あまりに月日・時間が過ぎ去るのが早すぎて茫然と驚きです。
四ヶ月この場をご無礼しておりました事にも驚き茫然。
前回7月安居会のご様子でありました。その後本堂では9月に秋季彼岸会、
そして10月29日には報恩講を皆さまとご一緒にお勤めさせて頂きました。 当然ですが夏には扇風機が活躍し、10月にはストーブが出ております。ストーブの頃には千両・万両・南天がその実を赤く色付かせました。
表装仕事も有難いことに途切れる事なく頂いてコツコツ作業の日々でありました。
礼拝対象の御軸修復がほとんどでありますので、宅配・郵送に頼らずなるべく自分で車を走らせてお届けする事を心がけております。山口の防府市・宇部市や奈良県宇陀市に走り、12月には京都~大分県豊後大野市を二日間で往復しました。二日間での走行距離では61歳にして記録を立ち上げました。やればできるもんだ・・というより、無事走り切り納められた事への感謝の念が湧いてきたのは歳のせいでしょう(笑)。
年々に思います『 出来る事を 出来る時に 出来るように 出来るところまで 』。
時機という言葉。 自分の状態によりやりたくても出来ない時もあります、出来た時にはそれは自分の状態だけでなく取り巻く周りの人・環境が揃うというお助けがないと成就するはずもない事ばかりです。振り返り見て、しみじみと。 それであって無理してやっても不足の思いが湧いてくるばかりのお粗末なわが身です。
ですから、『 出来る事を 出来る時に 』『 出来るように 出来るところまで 』させて頂くことであります。
【 自利利他円満 】
新しい年を迎えます。どうか皆さま穏やかな年を迎えられますように念じ申し上げます。
拝
思い思われ。
もう8月下旬。
長らく書き込んでおりませんでしたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
5月21日には降誕会の法座、変わらず朝から勤めさせていただきました。 横浜・京都の有縁の方より「参拝の皆さまに」とのプレゼントを送って頂いておりました品、 皆さまの笑顔。繋がるご縁であります。
7月7日には安居会(夏法座)。
夏野菜スクスク育つ頃、 お昼食にはその品々での目にも艶やかな逸品が並びます。
黙食ではありますが、お心こもったお料理を頂き力身に満ちて、午後のお勤めご聴聞。そうそう、この日は毎年「素麺汁」と知って頂いているであろう美作のご門徒さまからは、その素麺を送りお供え頂いてありました。 有難し。
遠くにおられる方々とも確かに繋がっております。
大阪でご縁を頂きお話させていただきましたが、 この時も里の様子を(ふんだんに)盛り込んでのお話。 大阪の皆さまと石見の里が繋がりました。
京都にてお参り。
子猫が衣の紐にじゃれて離しません。
この子は可愛いのに、お寺境内にフンする猫は憎い・・・などと考えながら。
夏の夕立のあと、見事な虹。
あの人にもあの人にも見せてあげたいなあ・・と思いながら。
知らないけれども知らないうち《 思われて 》いて、繋がっているものです。
《 思う時は すでに 思われている 》
残暑厳しき折、お身体くれぐれものご自愛を。 拝
白藤。
5月1日。
今年も白藤、見事に見せてくれました。
やがてこぼれ散る花ですが、空しい事ではありません。
「 帰るべき 地あらば零れ 藤の花 」
「 散ることは 地に還る事 藤の花 」
弥栄・勝龍寺前住職 故 紀令持師、この藤を見て詠みし
平成3年5月
春のお寺、まだ寒し。
しばらくご挨拶いたしておりませんでした。今日はすでに4月19日。
未だ新型ウイルス禍おさまり見えぬ中ではありますが、3月21日には彼岸法座、4月8日には永代経法要を開座いたしました。 マスク・消毒・換気・黙食。 肌寒い山里では、梅と桜とレンギョウが揃って。
お彼岸と永代経ではお斎お昼食の姿はかなり違います。 永代経は塗のお椀にて。当寺にては年7回の法座のうちで永代経と報恩講の2回に塗のお椀が登場いたします。
早朝よりの台所お世話方の皆さまへの感謝、毎回深々と。
お勤め聴聞第一ではありますが、お昼に皆さまと同じ場で同じものを頂く事、有難いことでございます。今は黙食せざるを得ませんが、早く以前のように楽しく会話しながらの時間を頂きたいものです。
永代経法要のご講師には広島市の永光寺・永光聖法師に4年ぶりに出講頂きました。
お人柄溢れる穏やかなお話しぶりに時間短く感じました。 「大丈夫」のお話がこころに残ります。お話しを聴かせて頂きながら私の中の様々なものが出て来て、想い巡らす貴重な時間を頂戴いたしました。(『わたしは大丈夫だ』というひとほど危ないですね)
4月8日、境内の白藤の様子をうかがうとまだまだ何事もなく老木の姿で立ち尽くしているばかり。 どうでしょう、はたして今年も白い房を見せてくれるでしょうか。
『 40分間法話 と 1分間法話 』。
1月16日、当山御正忌法座。
新型ウイルスおさまらぬ中でありますが、お参りの方有る無しにかかわらず親鸞聖人祥月ご命日に合わせたお勤めは、例年通り午前午後と。歩いては遠い所からのお方ばかりにて、温かい「けんちん汁」を用意して頂きます。 この世情でありますからお食事は遠慮されてのお方もありますが、換気良い広い所でマスク付け外ししながらお喋りは無しで。
報恩講のお椀と違って小皿物が並ぶのも華やいで綺麗です。
お勤めの間間に住職の法話を。一日で40分のお話しを4回です、お顔もお名前も知ったお方々ばかり、ゆったりとした仏法聴聞の時間をご一緒させて頂きました。
「渋柿」「不断煩悩得涅槃」「雪の道」
この度出来上がり持ち帰ったチラシ。わたしの『1分間法話』ひとこと話のチラシもご紹介。
会う人限られた世界でありますが、今の時代は電子メールで、お会いした事の無い方にもお便りを届けられる時代。 厳密に「法話」と言えないにしても、お坊さんからたまに1分で読める「お便り」が届くと思っていただければと。 それがホッとひと息をつける時間になればと。 それがひょっとしたら聴聞へのなんらかのご縁になればと。
息子に提案されて、さてどういう形で出来るか共に試行錯誤。
15分法話として動画で撮ったものもありますし、1分間法話として動画を撮ったものもありますが、今のところメールアドレス登録頂いたお方に「お便りを書いてお届けする」というのがわたしにはシックリ。
一年半の間に15通ばかりを書き届けましたが、次第にこの「メールマガジン」読んで下さるお方が増えてきております。どなたが読んで下さっているかはこちらには分からない様になっていますが、その時発送する数だけは分かる様になっておりますもので。 どうやらお寺まいりのご縁なき若いお方が多いようです ( 知らんけど ((笑)) ) うれしいことです。
「QRコード入れたチラシ作ったらどう。 自分が出会うひとに紹介するにもそれがあった方がずっといい。」
と言われ、成程と。 どんなのが良いか任せるから作ってくれと。
じゃ、先ず住職が手紙を書いてる写真を撮ろう。 それを表にして、裏に「1分間法話」のどれかを入れ込もう。 ・・・と提案され話は進み、デザインは彼が友人(彼女?)に依頼しアッとという間に届けられました。 早いですね、若いっていうのか性格なのか、あ~しようかなどうかな・・出来るかな~・・した方がいいのかな~てオジサンとは違います。
立派な良いのが出来ました! これまた嬉しいもんです、形になると。
「 出来る事を 出来る時に 出来るかぎり 出来るところまで 」させてもらってゆきましょう。
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000113512
このページのずっと下のほうに、『メールマガジンバックナンバー』とあります。
そこで今まで配信した「お便り」がすべてお読みいただけます。
『 誰の上にも夜は明ける。 』
2022年・令和4年を迎えました。
希望と喜びの内に迎えられたお方、新しい年を迎えたとはいえおめでとうございますと大きな声でご挨拶出来かねて静かに迎えられたお方。様々なお方に新しい年の夜明けが参りました。
当山西蓮寺にては元旦、代々伝統にて早朝6時より色衣五条袈裟の装束にて正信念仏偈のお勤めです。父・祖父の代から誰一人お参り無くとも装束を着けて時間には喚鐘を打って始めていた姿を憶えております。 そして庫裏に帰り、栗山家のお内仏にてお勤めした後、導師が振り返り「新年明けましておめでとうございます」と家族に挨拶するのが決まったわが家の儀式。
今年は3人のお方のご参詣。 恒例にしようかと、今年も《住職抹茶》を。 シャカシャカ。 お寺だけに シャカシャカ ・・・早々にどうも (笑)
さて今年の年賀状。 もう少し大きい方がいいですか?
ド~ンと。
版画掘りではないんですよ。版画風に描いてみました。
『 足もとも 大事。 見上げる事も 大事。』
1月16日、本堂にて御正忌法座を勤めます。午前9時半から、午後1時半から。
この言葉のこころもちまで お話させて頂ければよいのですが。
住職自勤です。ご参詣お待ち申し上げております。 拝