『 正福寺 』。

  6日・7日と滋賀県・東近江市の≪ 正福寺 ≫様へ報恩講のご縁で参りました。 
 ご住職は彫刻家でもあり、京都・俵屋画廊で個展を開かれた折、版画作品等の表装仕事を通してのお出会いでありました。   僧籍をお持ちの坊守さまも実に< アーティスト >。気の遠くなりそうな時間をかけられた繊細な美しい作品が目にとまりました。   この度はひとりで車を走らせたのではなく、京都から≪ 本間寛治 ≫ 氏 とふたり旅。 ( 読売新聞の記者・デスク・支局長を経験され、日本ペンクラブ会員であり、執筆家。 今年5月に得度されて本願寺派僧侶に、宗派を超えてご活躍中。 正福寺住職・楠照道氏とは、以前より杯の友。 むろん 栗山とも杯の友。 )    ご住職が 『 栗山さんが来られるこの度の報恩講に、是非ご一緒にお参りを・・ 』 と、ご招待されていました。
 住職ご夫妻の作品に囲まれた客間で2日間楽しくご一緒させて頂きました。

 夜座が午後9時半に終わり、10時過ぎてから <懇親>の時間。  <吞み会>と呼ぶひともあるでしょう(笑)。
坊守さま、築地から帰山されたご子息、娘さま方にそのご主人方・・・・。   皆さんがみなさん、温かく楽しく。
 『 本間さん、折角だから 明日朝、ご経験からのお話を一席お願いしよう。 』 ( 住職 )
 『 えっ! ・・・いいんですか? 』 ( 本間氏 )
急きょ決定。             以前からお考えであったと思います。 講演のご経験はあっても僧侶の姿で本堂でのお話は初めてのはず。 色衣を着けての内陣出勤も初めてのはず。 これから機会は多々あるであろうとはいえ、氏にとって大きな大きなプレゼント。   ですよ!  ・・・なんと あたたかいお心遣い。 

 わたしも聴聞できてうれしく、ありがたく。  

      そうそう、夜 懇親中に、ご門徒さまに出された< 法座案内 > を見せて頂いたのですが、 
                    わたしの紹介に 『 愉快な方で、いつもとは違った法話だと思います。 みなさまお誘い合わせ・・・・ 』   と。

 顔には出ていなかったかもしれませんが、上げられたハードルに 色んなところから冷や汗かきながら杯をあおっていた事を思い出しました (笑)。

 本堂でのご縁、楽しい会話、とっても美味しい数々の精進お料理。
             ありがとうございました!

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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