

いや~実に爽やかな≪ 結婚式・披露宴 ≫でした。
京都駅近く ≪ マリアージュ・グランデ ≫ にて、画家のお二人が 誓いをたてられました。
160人近くの列席者の中でわたしが知っているのは3~4人でしたが、何人もの方とご挨拶を交わし
『 あ~、掛け軸表装の。 見に行きました。 』
『 とても面白いと思って見ています。 』
新郎の作品を軸装させてもらっているので、展覧会をご覧になった方とはすぐ話が弾みます。
会場入り口のウエルカムボードの横には、新郎新婦の< フィギュア >が。
友人のひとりがキャラクターにデザインして、別の友人が作り上げてプレゼントしたモノとか・・。
さすが、アーテイスト集団。 わたしのも作って欲しいなあ・・と思いながら写真を撮っていたら、若い3人の女性がやって来て、
『 栗山さんですよねえ。 彼と同じく日本画をやっている者です。 』
『 軸装、とてもステキです。 』
『 彼がいつも、栗山さんの事を熱く語っているので・・。 お会いできて良かったです。 』
・・・・・・・なんていいヤツなんだ、お前!
もっと ご祝儀、はずむべきだったあ! (笑)
おめでとう、いつまでも仲良きお二人である事を心より!
新しい年を迎えさせて頂きました。
元旦朝6時からの修正会勤行、まだ暗く寒い中 今年も三浦家お3人様がお参りに来て頂きました。
ありがとうございます。
そして、夕方。 恒例、姉家族がドッサリ食料抱えて来てくれました。 美味しく、楽しく・・ありがとう!
2日、先程 境内に車が上がり、正月に初めて来て下さったお2人。 おばあさんと娘さん。
西蓮寺の年7回の法座にはほぼ皆勤でお参り頂いているおばあさん。
『 まあ、ご院家さん。 帰っとんさったかね、よかった よかった。 』 ・おばあさん
『 娘が、お寺に連れて行ってあげようかねって、言うてくれたんでねえ。 うれしゅうてねえ。 』 ・おばあさん
『 お母さん、この間から何でか ちょっと< ウツ >になりそうなくらい落ち込んでて・・。』 ・娘さん
『 まあ~。 ・・・本当かね、おばさん。 』 ・わたし
お供え物を内陣に上げ、短いお勤めをご一緒に。
コーヒーを運んで、ストーブにあたりながら しばらく世間話・・そのうち、おばあさんからご法話もチョッと頂き・・。
終始、3人で大笑いしながら。
『 まあ~今日は来れて、本当によかった・・。 』 ・合掌されるおばあさん
『 ホント? そりゃ、よかった。 もう 帰んさるん? どれどれ、ここはひとつ わたしの≪ パワー ≫をあげておこう!』 ・おばあさんの手を握るわたし
『 まあ、これは これは。 』 ・3人で大笑い!
車に乗り込んでも、おばあさんと娘さんの漫才の様な会話と笑い声が 聞こえてきます。
窓が開き、笑顔で合掌されて帰って行かれました。 ・・・また いつでも来てくださいよ、おばさん。
12月30日、雨。
夕べ帰山。 朝から本堂内陣、正月を迎えるお荘厳準備。
毎年年末 ご門徒さまに、次年度カレンダー・法座案内を お送りしております。 一枚の挨拶状を添えて。
おそらく今年最後の≪ あれこれ ≫、そのご挨拶の言葉をもって。
『 歳末の候、皆さまにおかれましてはご清祥にてお念仏相続の事とお慶び申し上げます。
日頃は西蓮寺にひとかたならぬご厚情を賜り、深く感謝致し厚く御礼申し上げます。
○ 来年度の≪ ご法座案内 ≫と ≪ お念仏カレンダー ≫を送らせていただきます。
この一年付き合ってきたカレンダーを掛け替える時、過ぎた一枚一枚をめくってみて、変わらぬ様に見えても どの一日も同じ一日は無かったと振り返ります。
○ 自慢できる程の大仕事をした訳でもありませんし、ビックリする程楽しい事が続いた訳でもありません。 地味な地味な毎日で、どちらかと言えば辛い事の方が多かったかも知れません。 それでも、どの一日も同じ一日ではありません。 ありませんでした。
○ 来年カレンダーの9月の言葉をしばらく見つめました。 ≪ 光に遇うと 光をもたない星まで 輝きを放つ ≫ 自らが光っていない星も、光る星の光に照らされて夜空で輝いています。 光る人・・生き生きと日々を歩む人に接していると、その光にこちらまで嬉しくなってきます。 小さき子供の笑顔に触れると、こちらまで温かくなってきます。 わたしを取り巻く沢山の人の光が わたしを照らして光らせてくれます。 わたしは決して光り輝くものなどではないにしても・・・。
○ そしてなにより、仏さまの光。 仏さまの願い・光に出遇うと、何も綺麗なものを抱えていないわたしが、輝きあるものに変えられると。 ≪ 一人一光 ≫ と説かれてあります。 たとえどんな人であっても、その人にしかない誰かに伝えるべき大事な光が必ずある、と。 ・・・これを読んでおられるあなたにも必ずあるといわれる、あなたの ≪ 光 ≫ は何ですか?
○ 新しいカレンダーを開きながら一日を迎えてまいります。 昨日と何の変わりのない様な日であっても、誰も見た事もない一日です。 過去のどんなエライ立派な人であっても、経験した事のない真新しい空気です。 たとえ誰にも褒められる様な一日でないと見えても、地味な一日であっても、仏さまの教えを光と仰ぎ 丁寧に暮らす人は ≪ 光 ≫ をまとっておられます。 今年も色々な方に出会い、その光に教えられてまいりました。 捨てられぬ悲しみ・辛さを抱えながらも、丁寧に生きておられる方の何気ない言葉には、時として 何度も噛みしめさせられる力があります。
○ 時節、厳しい頃へと向かいます。 皆さまには、くれぐれもご自愛頂きます事を 心より念じ上げております。 拝 西蓮寺 』
みなさまにとって 新しい年・新しい毎日が かけがえのない時であります事を!
栗山 知浩
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