京都にては8階に住まいしていますが、ここのところ大変です。
築 30年を超える建物なので、そろそろエレベーターの修理部品も無くなるとの連絡もあり、最近の耐震基準のものに交換しないといけないとの勧告もあり、管理組合で話し合って いよいよ交換を。

なにが大変といっても1000万近い費用がいる事、そして 10日間24時間使えない事。
一基 しかないので、住民はみな階段を歩くしかありません。

わたくし、昨日は5往復しました。 まとめて用事を済ます事が出来ない予定なので仕方なく 『 えっちら おっちら 』  登ったり降りたり・・。       2階のあるお家の場合35往復した事になります、一日で。    ふ~・・。

今日 は4往復。 しかし、わたしなどよりお歳を召した方や足の不自由な方のほうが・・・。

自治会で話し合って、ゴミ出しのお手伝いや せめて重い荷物 はみんなで助け合おう ・ 階段の途中に椅子を置いて休んでもらえる様にしよう・・と一丸になって乗り越えつつあります。
( 若者を雇って 《 ファラオの輿 》 のように人を運ぼう、という案もでていましたが 非常に怖くて2回目の利用者はいないという事で却下されました。  ・・・・そうでしょう、そうでしょう。 ) 

普段の運動不足を思い知りつつ、あと7日 がんばります!

地元、伏見・御香宮神社 秋祭り。

16年?住まいお世話になっている町内の皆、この日しか出会わないひと達、顔を合わせます。

僧侶でありますから、神社に行く事もありませんし 賑やかな行事にガップリ参加する事もありませんが、前夜 < 大鍋おでん > の火焚き坊主になって、神社への花笠パレードから帰ってくる皆さんを待ちます。 火焚きは得意ですから。       車座になる皆さん、実に楽しそう。

そんな事でも僧侶は参加すべきでない、というお方もありますか?

します。    こんなにいい大事な友人がいます。 ・・・奥さん、今年も突っ走ってますね!

7・8日と島根、8日夕方から広島、9日夕方 京都に。
かねてからの約束があり、伏見で若き青年僧侶 ( 30歳 ) と会食 。

私が永らく 伏見にて法務員としてお参りさせて頂いたお寺から身を引く時、後任者として紹介した彼が辞める事に。
彼の9年間・・・。  長い間のお勤めでした。
二人で慰労会。   いや、私にしてみては よく勤めあげてくれましたねえ の、感謝と新しい道へのお祝いの会。

『 栗山さん、僕に勤まるんでしょうか・・・。 』 
入って一年も経たない頃 言っていた彼。   お寺さんもご門徒さんもいい方ばかりとはいえ、色々あるのがこの世のならい。     そうでしょう、そうでしょう。 ( あの頃 21歳でしたか )

『 身を引く今となっては、過ごした一日一日が愛おしくて仕方ありません。 』   ・・・・そうでしょう、そうでしょう。

『 お寺だけでやっていくには難しいのは分かっていますが、自坊に帰る事に決めました。 』    九州・大分のお寺の後継者として帰っていく事を決めた彼。    ・・・・そうですか、決めましたか。

『 ひとつ。思い残しが。 栗山さんの法話のテープを取っておけば良かったのになあ と思います。 』 
・・・あれまあ。 うれしい事を言ってくれますねえ。     では。

気がつけば 5時間 が経っていました。  二人で仏法の夜。   呑みながら。

これからはまた、私が色々教えてもらう事と思います。

よろしくお願いいたします。    ご苦労さまでした、誓願くん。  

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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