話は尽きない。

7・8日と島根、8日夕方から広島、9日夕方 京都に。
かねてからの約束があり、伏見で若き青年僧侶 ( 30歳 ) と会食 。

私が永らく 伏見にて法務員としてお参りさせて頂いたお寺から身を引く時、後任者として紹介した彼が辞める事に。
彼の9年間・・・。  長い間のお勤めでした。
二人で慰労会。   いや、私にしてみては よく勤めあげてくれましたねえ の、感謝と新しい道へのお祝いの会。

『 栗山さん、僕に勤まるんでしょうか・・・。 』 
入って一年も経たない頃 言っていた彼。   お寺さんもご門徒さんもいい方ばかりとはいえ、色々あるのがこの世のならい。     そうでしょう、そうでしょう。 ( あの頃 21歳でしたか )

『 身を引く今となっては、過ごした一日一日が愛おしくて仕方ありません。 』   ・・・・そうでしょう、そうでしょう。

『 お寺だけでやっていくには難しいのは分かっていますが、自坊に帰る事に決めました。 』    九州・大分のお寺の後継者として帰っていく事を決めた彼。    ・・・・そうですか、決めましたか。

『 ひとつ。思い残しが。 栗山さんの法話のテープを取っておけば良かったのになあ と思います。 』 
・・・あれまあ。 うれしい事を言ってくれますねえ。     では。

気がつけば 5時間 が経っていました。  二人で仏法の夜。   呑みながら。

これからはまた、私が色々教えてもらう事と思います。

よろしくお願いいたします。    ご苦労さまでした、誓願くん。  

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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