昨日、滋賀県・八日市あたりを走りながら稲が見事に黄金色に育っているのに驚きました。
あれほど雨が多くて日照時間が少なかったはずなのに・・。   聞けば 『 いや~、今年は出来が良い方ですよ。 』 

島根では、あまり良くないと聞いたところだったので複雑な思いで聞いていました。  西蓮寺の近くでは、お米作りを止めてしまわれて野草一色の旧耕田が実に多くなった事も 思いあわせながら・・・。  ( かく言う西蓮寺も、私が子供の頃までは田んぼしてましたねえ。 ) 

先日、ここ数年恒例の < 大河ドラマ案山子 >  にお目にかかりました。
床並集落の山根文男さんの力作。   今年はもちろん 《 黒田官兵衛 》 。  お城や松明まで添えられていました。 
年々グレードアップしてますねえ、おじさん。  顔も岡田くんに似てますよ。  すでに< 案山子 >の域を脱してます。   ( そういえば何年か前、着物を着た黒髪の長い< お江 >が夜中にライトで照らし出された時、『 出た~!』 と叫んだように憶えています。 ) 

2016年の 《 真田幸村 》 はいいとして、来年の 「 吉田松陰の妹 」は・・・・・・今からご苦労をお察しいたします。

8月28・29日の両日、三隅組講習会に参加。 毎年夏の終わりに開講される100年以上の伝統ある学びの会。
今年の会場は益田・西楽寺さま、講師は国史学の中川洋子師。  講題は 『 真宗と現代 -グローバル化の中で考えるー 』 。

歴史の中の真宗という視点から、資本主義のはじまる西洋近代・帝国の時代・戦後史の諸問題と真宗と 二日間こころあつい講義を頂きました。   今まで学校で学んだり報道映像で見ていた歴史の一点一点が、線にも面にも感じられるお話。   そのお話をされながらも、親鸞聖人に学ぶわたし達に 常に問いを投げかけ続けておられるように受け止めました。 

とある歴史上の人物の話をされた中で 『 何もしない・何も決断しないという選択の決断は、その状態を変化させないという事にはならず、後を 誤った一歩・・数十歩を歩ませてしまう事になる 』  という言葉が 最も残った言葉です。

講義には組内僧侶のみならず、山口・広島からの聴講 門徒さまの聴講。  西楽寺ご住職・川本義昭師の呼びかけでありましょう、多くのみなさまとご一緒させていただきました。 

とても大事な二日間を頂きました。  組内役員・西楽寺ご住職坊守さま・総代さま・ご門徒さま方、ありがとうございました。

今年も京都居住アパートにて < 地蔵盆 >。  朝から自治会のみなさんが様々に用意された< お楽しみ >に子供達の元気な歓声。
そして午後1時からは、お勤めとお話の時間。

『 さて、みんな。 みんなは ユーレイ って見た事あるかな? 』 
『 ユーレイ? 妖怪の事? 』   ( そうか。 最近は流行っているもののせいで、妖怪の方が解りやすいのか・・・勉強。 )
『 そう。 妖怪やユーレイ。 見た? 見たい? 』 
『 ・・・・見たくな~い・・。 』

暗くならないと見えない< 星空 > 、暗くしないと見えない< 映画館の映画 >のように 暗くなると見える < ユーレイ >。   < ユーレイ >の場合は、辺りが暗くなると見えるわけではありません。    そう、こころが暗くなると見えてしまう < ユーレイ >。 
じゃあ、< こころが暗くなる >って どんな事か・・・・・・。           子供たちの熱い視線を感じます。

『 昔々ある男が、暑い日に瓜を冷やして食べようと・・・・・。 』   たたみ掛ける様に、瓜が蛙になったお話をする頃には ズイズイと近づいてくる子も。   < こころが明るくなる言葉 >のお話までを すべて聞いてくれたみんな。    帰る時には、見送るようについて来る男の子ふたり。 

一緒に座っていて下さったお母さん・お父さん方共々に、ありがとうございました。 とてもいい時間を頂きました。

午後7時からは大人も沢山で < ビアパーティ >。 ( 子供はジュース ですよ。 ) 
普段あまり会わない人たちとも車座になり、気がつけば 10時。        つぎの集いの相談をしながら、 夏の最後の行事・大事な集いが終わりました。                

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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