7月26・27日、浜田周布・専称寺さま< 安居会法座 >のご縁。
暑さをご縁にしての法座、両日とも中々の暑さでしたが、用意して下さった導師部屋はさしずめ < 涼のギャラリー >。

なにか動いた気がして近づいてみると  ブルーの金魚。( 奥様いわく、名前はアミちゃん。 )   出されたおしぼりには花が添えられ、 カスリ古布が掛けられた椅子。  掛け物は碧く。  一席終えて帰るとしぼりかえられたおしぼりに添えられた花は色を変えていました。

このおこころ で接しておられる本堂のお同行さま方は皆さま、和顔。 
熱が入って汗まみれだったとはいえ、本当に気持ちのいい二日間のご縁を頂戴いたしました。 
ありがとうございました。 

《 第12回 現代日本画の試み展 》。大阪会場の壽光寺さまに行ってまいりました。第8回から携わらせて頂いておりますので、今年で5年目になります。 今年は、出品参加者12名の作品のうち6作品の軸装を。 

今回、< 極彩と墨 > のテーマ。 『 この方が墨画を描かれるとこうなるのか・・。 』 例年とまた違う楽しみが。
彩色の方も< 極彩 > とうたわれているからか、際立つ色彩・箔。 全く同じモチーフを岩絵具と墨で描き並んでいる作品も。

なぜ、これを描かれたのかを作家にお聞きするのも楽しみ。 旅先で目にした感動・・・わが幼子が描いた画に触発されて・・・家族の日常の姿・・・愛しい老猫・・・自然への思い・・・目にした風景に自身のこころを重ねて見えてきたもの・・・。  もちろん何もお聞きせず見つめて生まれる感情を楽しむのも、とてもいい時間。お聞きすると限定されるというのも分かってはいますが、それでもお聞きする楽しみもあります。

作家ご自身が私どもの京都自宅工房に画を持参され、100反も200反も裂地を転がしながら存分に悩まれて完成した一幅。    一扁。 

お寺の玄関・座敷・会館に飾られた大阪会場。  京都会場は白い壁面の画廊 < Art Spase  MEISEI > 。
見え方がまったく変わる事と思い、楽しみにしております。  7月28日(火) ~8月2日(日) 

7月7日、夏法座・安居会。 
8日に父の7回会の法事を勤める、前日には法座を開くので帰ってきて二人で交互にご法話をしないか?
との呼び掛けに、中々帰ってこない弟も帰ってきました。   兄のもくろみ通りです。

父に引っぱられた訳です。  正しく、ひとは死んでも終いではない・・という事です。 

案内状に弟も講師として名を入れてあったからでしょうか、いつもより沢山のお参り。はじめて来てくださった方も5名おられます。  お参りが減ってきたとの声がアチコチから聞こえる中、この山寺にありがたい事。  

『 暑い時ですから、みなさんに一品。 』  と、家から手作りの < ところてん > を持ってお参り下さったかたもありました。  からしもゴマも持参して。   ありがたし。  とても美味しかったですねえ。

翌日の法事の為にと餘間に掛けた父書のお名号。  ご縁の深いみなさまのご焼香もいただきました。 
『 よお参ってきんさったなあ。 』  との声が聞こえるとおっしゃる方。  ありがたし。

なごやかに なごやかに 皆さんで仏法の一日を持たせていただきました。

翌8日、常福寺様をお呼びして、母・姉・弟・私。 お勤めの後ご法話。 お昼食をご一緒に。  お帰りになられた後夕方まで姉は残っていてくれました。  『 姉弟3人でこんなにゆっくり喋った事あったかなあ。 』 というほど、ゆっくり父の縁を味わいました。  ありがたし。 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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