引っぱられて。

7月7日、夏法座・安居会。 
8日に父の7回会の法事を勤める、前日には法座を開くので帰ってきて二人で交互にご法話をしないか?
との呼び掛けに、中々帰ってこない弟も帰ってきました。   兄のもくろみ通りです。

父に引っぱられた訳です。  正しく、ひとは死んでも終いではない・・という事です。 

案内状に弟も講師として名を入れてあったからでしょうか、いつもより沢山のお参り。はじめて来てくださった方も5名おられます。  お参りが減ってきたとの声がアチコチから聞こえる中、この山寺にありがたい事。  

『 暑い時ですから、みなさんに一品。 』  と、家から手作りの < ところてん > を持ってお参り下さったかたもありました。  からしもゴマも持参して。   ありがたし。  とても美味しかったですねえ。

翌日の法事の為にと餘間に掛けた父書のお名号。  ご縁の深いみなさまのご焼香もいただきました。 
『 よお参ってきんさったなあ。 』  との声が聞こえるとおっしゃる方。  ありがたし。

なごやかに なごやかに 皆さんで仏法の一日を持たせていただきました。

翌8日、常福寺様をお呼びして、母・姉・弟・私。 お勤めの後ご法話。 お昼食をご一緒に。  お帰りになられた後夕方まで姉は残っていてくれました。  『 姉弟3人でこんなにゆっくり喋った事あったかなあ。 』 というほど、ゆっくり父の縁を味わいました。  ありがたし。 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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