4月9日から 今日16日まで、本願寺で 『 親鸞聖人750回遠忌法要 』 の第一期が勤まっております。
5月も6月も 同じく 9日から16日まで お勤まりです。
 わたくし、まだ お参りしておりません。本願寺前は 走っているのですが、こころ ゆっくり・時間も ゆったり お参りできる時に お参りしたく思いながら・・・少々 申し訳なくおもいつつ・・。

 今日も 50ccバイクで 走りまわっております。
以前 ここでご紹介した 中路先生から お声がかかりました。

 市美術館で開催されている 『 親鸞展 』 に行って来て、聖人のお書きになった真筆の書を拝見するうちに
この法要の年に どうしても 自分も書いてみたい書に出遭った。  書いた。  貰ってもらいたい方もおられる。
軸装にしてほしいから、取りにきてほしい・・と。
 美術館に行って 僧侶として自分も書きたくなって、ホントに 何枚も何枚も お書きになる・・  なんて こころが 若々しいんでしょう。      ( 70真ん中くらいの おはず )

 祇園祭における とある山鉾会が所蔵しておられる 京都市指定有形文化財の 『 六曲屏風 』。
今以上に痛む事が無いように 復元屏風を制作される事になりました。 光栄な事に 屏風表装に携わらせて頂くことになりました。 現物は 博物館にあるのですが 出て参りました。
 スキャナー技術者・保存会の方・市の関係者の方々との打ち合わせ、ご相談です。
 さあ、これからが・・・大変です。

 永代経法要を勤め終え、本堂の お荘厳を解き 平素のお内陣荘厳にいたしました。
打敷等で飾られた時は もちろん 美しいのですが、わたしは この いつもの時の <シブイ> お内陣が とても好きです。    箔も 決して新しくなく、鈍く光るだけですが うちらしくて いいです。  ホッとします。

 さて、これから 500kmばかり走って 少し 京都に行って参ります。 < 出稼ぎですね >
このたびは 一週間ばかり 西蓮寺におりました。       法要のほか 一軒だけ法事のご縁がありました。
昭和38年に 43歳でお浄土に還られたお方の<50回会>です。  残られた奥さんが 一人 娘さんを育て上げ
られました。 その娘さん、ご結婚なされ ふたりの娘さんに恵まれました。 その娘さん方 それぞれに 今 ひとりづつの娘さんが・・・・・・2歳と3歳の 可愛らしい女の子が 元気に走っています。    お勤めをご一緒し、お昼食をご一緒しながら、ご一族のみなさん なんと 気持ちのいい方々なんでしょうと・・。

 お昼食の時、どなたか ご挨拶は? ・・と お聞きすると 『 おばあちゃん、おばあちゃん。 おばあちゃんが 主役なんじゃけえ。 』         みんなにセガマレ 小さな声ですが 立派な ご挨拶。
『 みなさんのお蔭です。・・ 』 ・・と お礼の言葉ばかり。

 50年・・・ご苦労であった事とお察しいたします。  おばあさんと ご主人のお蔭で こんなにもいいご家族が、こんなにも 可愛い子たちが おられます。    まだまだ 増えてく ご家族に出会ってくださいね。

 過日 母と私をお招き下さいました御方様。   ありがとうございました。
行くさきざきの お部屋を暖めて待って頂いていたこと、奥様<18番>の美味しい絶品、おいしい お酒。
 そして 父の思い出話などの 楽しいお話・・・・・話って尽きないものですねえ。   重ねて重ねて ありがとうございました。

 そして これまた 先日、活きのいい お魚を 『 食べちゃんさい! 』 と 持ってきていただいた 御方。
すごいですね、ありがとうございました。

 お礼を言う事ばかりです。   みなさまに頂いた元気をもって 走ってきます。
4月は 島根・京都 あと2往復予定です。          がんばって~!

 今日は おそらく 一年で一番多い日です。       何が?
お寺の下を通る 車の数が。     そう、ここから 6kmばかり山奥?にむかって走った所にある 『 大平桜 』 見物の 車です。    遠く 広島・山口ナンバーの車も走っています。

 広げた両手が 30mもある 天然記念物の 一本櫻です。
 昨日の夕方、京都から お寺を訪ねてきて下さったご夫婦を案内して 行ってきました。            『 遠いな~ 』 と言って辿り着かれた ご主人に、 『 これは スゴイな~ 』 と 言って頂きました。

 そうそう。
樹齢も 15年あるなしで、どなたに見られる事もないですが お寺の裏の畑に 『 西蓮寺櫻 』が。
 こいつ 若いのに偉いやつで、誰も見に来ない・褒められもしないのに 毎年 咲くんです。
わたしだったら もう 咲きません。     褒めるひとが 多かったら まあ、咲いて見せてあげても いいんですけど・・・・。

 こいつは 黙ってますが、偉いやつです。


 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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