父・前住職が浄土に還り もうすぐ 2年になります。
このところ 表具の < あれこれ話 > が多かったですが、西蓮寺での 父の三回会法事の準備も進めております。 7月7日・安居会 ( 夏法座 ) の午前中に 三回会法事、午後を 例年どうりの 安居法座を勤めます。
昨年、一回会の時は お参り事が続き 心苦しくもあり ご門徒さまにはご案内することなく 親族のみで勤めました。 昨年 親族の前で 『 来年三回会は ご門徒・お同行さまと お勤めします。 』 と申しました。  ( いや、もちろん どなたに来て頂いても いいんですよ。 ただ 十分なご接待はできかねるであろうと・・ )

 ある ご門徒さまが仰いました。
『 法座と一緒の日に勤まるんなら、法事の (御仏前) と 法座の (御法礼) 。ふたつ 包んでいかんとなあ・・。』

 いやいや、いやいや。   やめて下さい。
皆さんへの ご案内に書きました、 『 立派なお料理も 立派な記念品も 用意いたしておりません。 ただ、この日、父が大事にしていた本堂に 午前は法事で 客僧・常福寺さまのご法話、午後は法座で 弟とわたしの法話が 響き渡ります。 皆さまと 如来さまの願いをご一緒させていただく事が、なによりの 法事になるとの思いからであります。 何卒、平服でご参詣 ご焼香・ご聴聞をお願いいたします。 』

 弟が 午後 一席、お話する事を 憶えているかが 少し不安ですが・・・。 大丈夫だろうな。 見てるか?これ。

 さて、立派な記念品は 用意いたしません・・といたしましたが、心ばかりの品は用意しております。
知人の画家に頼み、画を描いてもらい この日だけの為の オリジナルの < 風呂敷 >を 今 染めてもらっています。   ちょっとだけ お見せしましょうか?

  ご参詣。  お待ち申し上げております。

  以前から かかわらせて頂いております 『 第8回 現代日本画の試み展 』 のDM を届けていただきました。  7月5日~10日、京都 ・ 四条河原町上がる (東側) ギャラリーマロニエ にて。  12人の日本画が 全て 軸装にて並びます。

 会画展の DM には珍しく、画はなく 名前のみが並ぶデザインです。
   軸装で並ぶという事を アピールされて、軸風にお名前が・・・・・手にした家内が ポツリ。

  『 ・・・お位牌みたい・・。 』

 こらこら こらこら!     なんて事を! ・・私も思ったけど。  いやいや デザイナーさんの作ですよ。
よく見れば、バックに 薄~く 表装裂地の柄も入っています。  ひょっとしたら、軸装するのが坊主なので ホントに位牌を想像させる様。  また 作品に対する作家の思いが、 ご覧になる方に伝わり 成就する様に。 との深い 願いと ユーモアかも。

 メンバーのおひとりから 連絡がありました。
作業中の写真資料を 頂けないか、と。      そこで 今まで撮った事はないのですが、( うまく撮れないから、と 面倒くさがる ) 家内に撮ってもらいました。  



 ちゃんと仕事してますでしょ?       それにしても 仕事中の自分の後ろ姿、50男の哀愁が・・。でてませんか?  まだまだ?

 先日、島根県から とある若い ご住職がみえました。
表装の相談とご依頼に、遥々400km 車を トバシテ。 

  裂地相談などしながら コーヒーをご一緒していて、驚くべきことを耳にしました。     
         『 さあ、用事は済んだので これから 帰ります。 』

 ・・・・なんと。 まあ。   若いって いいですね・・と言うのも 失礼です。
京都滞在 1時間・往復 800km !         私も大抵 走っていますが、この 真似はできません。
ホントに お気をつけて・・と お見送りしました。

 お帰りになってから、一枚の画に 取り組みはじめました。
細い線・墨だけで 描かれた 一枚。

  額仕立てに、との依頼ですが。    さあ!
 どうします?  どんな裂地を廻して どんな縁にしますか?
 ・・・ あなたなら。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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