もれなく 進呈。

父・前住職が浄土に還り もうすぐ 2年になります。
このところ 表具の < あれこれ話 > が多かったですが、西蓮寺での 父の三回会法事の準備も進めております。 7月7日・安居会 ( 夏法座 ) の午前中に 三回会法事、午後を 例年どうりの 安居法座を勤めます。
昨年、一回会の時は お参り事が続き 心苦しくもあり ご門徒さまにはご案内することなく 親族のみで勤めました。 昨年 親族の前で 『 来年三回会は ご門徒・お同行さまと お勤めします。 』 と申しました。  ( いや、もちろん どなたに来て頂いても いいんですよ。 ただ 十分なご接待はできかねるであろうと・・ )

 ある ご門徒さまが仰いました。
『 法座と一緒の日に勤まるんなら、法事の (御仏前) と 法座の (御法礼) 。ふたつ 包んでいかんとなあ・・。』

 いやいや、いやいや。   やめて下さい。
皆さんへの ご案内に書きました、 『 立派なお料理も 立派な記念品も 用意いたしておりません。 ただ、この日、父が大事にしていた本堂に 午前は法事で 客僧・常福寺さまのご法話、午後は法座で 弟とわたしの法話が 響き渡ります。 皆さまと 如来さまの願いをご一緒させていただく事が、なによりの 法事になるとの思いからであります。 何卒、平服でご参詣 ご焼香・ご聴聞をお願いいたします。 』

 弟が 午後 一席、お話する事を 憶えているかが 少し不安ですが・・・。 大丈夫だろうな。 見てるか?これ。

 さて、立派な記念品は 用意いたしません・・といたしましたが、心ばかりの品は用意しております。
知人の画家に頼み、画を描いてもらい この日だけの為の オリジナルの < 風呂敷 >を 今 染めてもらっています。   ちょっとだけ お見せしましょうか?

  ご参詣。  お待ち申し上げております。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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