京都の夏・祇園祭、又の名を < 屏風祭 >。   細い道筋のお家にも 伝わる屏風が出され、道行く人の目を楽しませて頂けます。    < 八幡山保存会 >所有の 海北友雪筆・祇園祭(後祭り)六曲屏風。 350年前当時の祭りの様子を知る事のできる資料としても貴重で、50年前 京都市文化財に指定され 宵山3日間だけ博物館から出てきて目にする事が出来ます。  劣化が見え、今後の事を考え 日立製作所に依頼され デジタル画像化されたものを 屏風仕立てにする仕事を依頼されたのが 三か月前。   少々難しい本紙でしたが、工夫し( 格闘し ) 本日 納めて参りました!  

 待ち受けて頂いた 理事長はじめ皆さんの笑顔を嬉しく拝見しました。  7月10日に 八幡山町会所にてお披露目、その後 宵山中ご覧になれるかと・・・。

 仕事をしながら マジマジと画を見ておりましたが、何百年前から 豪華な鉾が見れる祭りを楽しみにしておられたんだなあ・・と。  今より楽しみの少ない時代なら なおさら 待ち遠しい日だったんでしょうねえ。
しかし というか、やはり というか 暑そうですね。   http://www.hachimansan.com/

 昨日は久々に 京都芸大の日本画研究室を訪れました。 室の前の通路にしゃがみ込んでいる6~7人。
紙を沢山並べて墨と筆・・・刷毛やスポイトで なにやら不可思議なモノを描いて 頷き合っておられます。  画のような 字のような 何者でもない様な・・・。      『 ああ、これ。 小学校の子供達に いかに<墨>に親しんでもらうかの試しです。 』       中におられた先生が仰いました。   なるほど。

 夕方、頼みたい仕事があるから 来てくれと、声をかけて下さったお方のところへ。  ・・・電車で。
そう、一杯 出てまいりました。   素晴らしい予知能力です。


主が書いて貼ったもんです。      すでに先客が 一杯やっておられましたが、 『 ええ文句やろ? 私が考えたんよ。 』      訪ねて来る友人の笑う顔を想いながら 楽しく書かれたんでしょうねえ。  皆で この文言について ひとしきり 語り合います。      『 あれ? 後ろにも? 』    『 そうそう。 これがまた大事なんよ。 こう言っとくと、奥さん あんまり怒らんのよ。 』     ・・・・・皆さん、二度三度頷かれます。 なるほど。

 昨夜 走って 西蓮寺に帰って参りました。   昨日も今日も 風の強い日です。 杉が多い裏山は 山そのものが動くが如く揺れています。  朝 箒で掃いた縁側は、なんのことやら・・・・。  庭は ありとあらゆる葉っぱが飛びまくっております。
 そんな中でも < どこ吹く風 >の強い奴。
優しそうな顔して なかなか・・・。 近づいて見ると、なるほど 芯の強そうな。  おそらく こんなに アップで見つめられた事はないでしょう、ここでは。    『 なにか? 』   とでも言いたげに。
 え~と、坊主なのに 風流が足らず 草花に不案内です。       < 金子みすず > さんに < 草の名 >という詩が。

    ひとの知ってる草の名は、    わたしはちっとも知らないの。
       ひとの知らない草の名を、   わたしはいくつも知ってるの。
           それはわたしがつけたのよ、  すきな草にはすきな名を。
     ひとの知ってる草の名も、    どうせだれかがつけたのよ
        ほんとの名まえを知ってるは、   空のお日さまばかりなの。
           だからわたしはよんでるの、   わたしばかりでよんでるの。

  名前はとても大事ですが、わたしの名も 誰かに付けて頂いたものです。(親ですが)
人でなくとも、廻りを見渡しても み~んな 誰かに付けられた お名前です。  願いが込められてあったり、性質や見た目であったり・・・。     自分で名乗った名前って・・・・自分のもつ願いと 働きを < 名 > として 名乗った名前って・・・。    思いつくのは < a-mita  > かな?

   そんなこんな 思いながら、 さあ。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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