墨二話。

 昨日は久々に 京都芸大の日本画研究室を訪れました。 室の前の通路にしゃがみ込んでいる6~7人。
紙を沢山並べて墨と筆・・・刷毛やスポイトで なにやら不可思議なモノを描いて 頷き合っておられます。  画のような 字のような 何者でもない様な・・・。      『 ああ、これ。 小学校の子供達に いかに<墨>に親しんでもらうかの試しです。 』       中におられた先生が仰いました。   なるほど。

 夕方、頼みたい仕事があるから 来てくれと、声をかけて下さったお方のところへ。  ・・・電車で。
そう、一杯 出てまいりました。   素晴らしい予知能力です。


主が書いて貼ったもんです。      すでに先客が 一杯やっておられましたが、 『 ええ文句やろ? 私が考えたんよ。 』      訪ねて来る友人の笑う顔を想いながら 楽しく書かれたんでしょうねえ。  皆で この文言について ひとしきり 語り合います。      『 あれ? 後ろにも? 』    『 そうそう。 これがまた大事なんよ。 こう言っとくと、奥さん あんまり怒らんのよ。 』     ・・・・・皆さん、二度三度頷かれます。 なるほど。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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