一昨日の夕方、<試み展>の軸装画搬入でした。
画家の皆さま方が、どう掛けるか? ライトは? ・・・と検討を重ねられます。
 2時間強かけて 会場が整いました。 今日 5日からです・・・・ホントに会場にずっといたい位なのに、今 島根です。(涙)         昨日 500kmばかり走って帰山し、7日の前住法要の準備に 汗しております。 家内坊守も フラフラしながら汗しております。 こうしてはおられません。 見つかったら、遊んでいると思われます。  行って来ます。

 

 < 第8回 現代日本画の試み展 > 7月5日からですが、明日 夕方 搬入です。  いよいよ。
いよいよ・・・・何が いよいよか?      軸装出来上がって 納めるまでの軸が我が家に滞在しているんです。
5幅はお渡ししましたが、まだ5~6幅を 明日 画廊に持参し納めます。   大事な軸は、出来上がったらなるべく早く納めたいもんです。  火事とか 何とか、何が起こるかわかりませんから。
 しかし、掛けられる様に出来上がっても そこから まだ 一仕事、ふた仕事 あるんです。    掛けて しばらくして巻いて しばらくして 掛けて しばらくして巻いて・・・・・     掛けていて曲がりや反りのクセが出始めると、 巻いて見たり 裏を擦ってみたり・・湿度の国・日本に耐えうるモノに 躾けていく作業時期が必要です。   躾がある程度終わってから 納めるわけです。  ここで時間がかかるわけですね。    

 そして又しかし。   預かっているものです、 出来上がったなら 早くお渡ししたいです。  今回も 躾けながら ドキドキしながら 明日の納品・搬入を待っていたわけです。

明日、会場に掛かるのを見終えたら 明後日から 島根・西蓮寺に9日までいる予定です。  ホントは ずっと 会期中、いらないと言われても 会場にいたいんです。 ようは無くともいたいんです。  見つめる人を見つめていたいんです。    ・・・残念です。 

 京都の夏・祇園祭、又の名を < 屏風祭 >。   細い道筋のお家にも 伝わる屏風が出され、道行く人の目を楽しませて頂けます。    < 八幡山保存会 >所有の 海北友雪筆・祇園祭(後祭り)六曲屏風。 350年前当時の祭りの様子を知る事のできる資料としても貴重で、50年前 京都市文化財に指定され 宵山3日間だけ博物館から出てきて目にする事が出来ます。  劣化が見え、今後の事を考え 日立製作所に依頼され デジタル画像化されたものを 屏風仕立てにする仕事を依頼されたのが 三か月前。   少々難しい本紙でしたが、工夫し( 格闘し ) 本日 納めて参りました!  

 待ち受けて頂いた 理事長はじめ皆さんの笑顔を嬉しく拝見しました。  7月10日に 八幡山町会所にてお披露目、その後 宵山中ご覧になれるかと・・・。

 仕事をしながら マジマジと画を見ておりましたが、何百年前から 豪華な鉾が見れる祭りを楽しみにしておられたんだなあ・・と。  今より楽しみの少ない時代なら なおさら 待ち遠しい日だったんでしょうねえ。
しかし というか、やはり というか 暑そうですね。   http://www.hachimansan.com/

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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