午後から三隅組の <臨時組会> に出席する為、早朝から車を走らせます。   島根と広島の県境あたりから見える遠くの山は、まだ白いものをかぶっています。   気温2度。

 90分ばかり走って浜田、日本海側に出てしまうと 気温10度。        随分違うもんです。

 < 三隅ゆうひパーク > なる道の駅で、しばし春の海を眺めます。

                   なんとも いい色・・。

組会では、選挙により来期の組長がきまりました。 ( そちょう・・と読みます。 くみちょう・・ではありません、決して。 )      継続の労、なにぶん宜しくお願いいたします。

     さてさて 20日の < 彼岸会 > を勤め終えるまで西蓮寺です。


  どなたの作品でしょう?
   おそらくご存知の方の多いお方の作・・。   おわかりの方あるでしょうか・・?

実は 私もこのお方の こういった描き方のものは、はじめてお目にかかりました・・浅学の恥ずかしさ・・。
  裏打ちのみでもいいですか?とお持ち頂いたものです。
軸装に・・との作品もありました。  

 『 裂地はこういった色で、ここをこうして。 』    『 はい、なるほど。 分りました。 』  メモします。
 
ひと通り打ち合わせした後での2時間ほどの色々なお話は、実に楽しく深く。  世間話など入る余地もなく、画の話・ものの見方・受け止め方の話へと・・・・。    お酒が許されれば もっと楽しかったでしょうに、残念・。

 『 ・・ちなみに 栗山さん。  この軸装 おまかせします・・と言ったらどんな感じにされますか? 』
 『 そうですねえ・・。  ここをこの色で ここをこうして・・。 』
 『 う~ん・・・・そうですか・・・そうですねえ・・・・それでお願いしましょうかねえ・・。   う~ん・・。 』

 わたしの軸装作品を沢山ご覧になってのお方。       
5月に一日だけの展覧会をされるとの事。        『 え~!  そのために DM出されるんですか? 』 
    『 ええ。 』       『 ええ~! 』    と、驚きつつ。

 『 栗山さんにおまかせすると、栗山カラーになってしまうから 敢えて そうならない様にこうして指定しているんですが・・・・。   う~ん・・・。 』
 そんなこんな言いながら 私のところへ来て下さっている事に感謝しつつ、
       なにやら私にとっては 嬉しい事を仰って下さっています。 喜んでいい所ですよねえ。

 『 ・・・そうしましょう! それでいきましょう。 それでお願いします。 』 と。

 どちらにしても楽しみな仕事ですが、そうですか・・これでいきますか・・。
              いやあ~、出来上がり 楽しみ楽しみ! 

 




 

  今どきの頭姿。  20歳の息子。 ・・・まあ、なんと申しますやら。
 かく言う私も 学生時代は肩まで髪をのばし前髪が目にまで届き、坊主界の < 中村雅俊 > と言われていました。  ( たぶん。)        色々な髪形に神経を使う時期があったお蔭で 今はまったく なんの頓着もありません。 あろうが無かろうが、ぬけようが 落ちようが・・。

 さて、この今どきの青年が 明日から < 得度習礼所 > に入所します。  京都・桂の本願寺西山別院内。
本願寺派の僧侶となる為、11日間の研修 ( あえて修行とは申しませんが ) を受けてきます。
これがまず、第一歩です。

 思えばもう30年前になります、わたしも入所し 僧籍を頂きました。
たった11日間とはいえ、辛く長い日々だったことを思い出します。  特に膝が崩れそうになるほどの 長時間の正座が・・。  試験や課題に追われ 睡眠時間も少なくて。       しかし、今にして思えば厳しい指導の日々は宝のような日々でした。

 この青年には、前知識はほとんど教えていません。  うまく過ごすより、出来なくて叱られたり 知っていなくて恥ずかしかったり 解らなくて悔しかったりを存分に経験してきてほしいものです。  あとで恨まれるかもしれませんが。

そこで、断髪式。
とりあえず 一枚刈りで入所です。  折角なんで、遊びながら刈ってみました。 そして とうとう つんつるてん。  はっはっは~。 ( 大笑 )
             まあ、がんばってこいや!

 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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