一日だけの展覧!?

  どなたの作品でしょう?
   おそらくご存知の方の多いお方の作・・。   おわかりの方あるでしょうか・・?

実は 私もこのお方の こういった描き方のものは、はじめてお目にかかりました・・浅学の恥ずかしさ・・。
  裏打ちのみでもいいですか?とお持ち頂いたものです。
軸装に・・との作品もありました。  

 『 裂地はこういった色で、ここをこうして。 』    『 はい、なるほど。 分りました。 』  メモします。
 
ひと通り打ち合わせした後での2時間ほどの色々なお話は、実に楽しく深く。  世間話など入る余地もなく、画の話・ものの見方・受け止め方の話へと・・・・。    お酒が許されれば もっと楽しかったでしょうに、残念・。

 『 ・・ちなみに 栗山さん。  この軸装 おまかせします・・と言ったらどんな感じにされますか? 』
 『 そうですねえ・・。  ここをこの色で ここをこうして・・。 』
 『 う~ん・・・・そうですか・・・そうですねえ・・・・それでお願いしましょうかねえ・・。   う~ん・・。 』

 わたしの軸装作品を沢山ご覧になってのお方。       
5月に一日だけの展覧会をされるとの事。        『 え~!  そのために DM出されるんですか? 』 
    『 ええ。 』       『 ええ~! 』    と、驚きつつ。

 『 栗山さんにおまかせすると、栗山カラーになってしまうから 敢えて そうならない様にこうして指定しているんですが・・・・。   う~ん・・・。 』
 そんなこんな言いながら 私のところへ来て下さっている事に感謝しつつ、
       なにやら私にとっては 嬉しい事を仰って下さっています。 喜んでいい所ですよねえ。

 『 ・・・そうしましょう! それでいきましょう。 それでお願いします。 』 と。

 どちらにしても楽しみな仕事ですが、そうですか・・これでいきますか・・。
              いやあ~、出来上がり 楽しみ楽しみ! 

 




 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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