18・19日と寝屋川市、極楽寺の永代経法要のご縁を頂きました。
両日とも、昼座 2時30分~・夜座 7時30分から。

 小さい頃からよく遊んでいた従妹が嫁いでいるお寺で、数年前 わたしより若いご主人が住職になってから≪本堂≫を新築落慶されました。  さぞかし ご苦労のあった事とお察しいたします。  整った気持ちのいいお寺です。
 
 お勤めの僧侶方の控室も 参拝の本堂も、穏やかな笑い声に包まれています。

 わたしの控室に 小3の娘ちゃんがよく訪ねて来てくれます。
    『 おつかれさまです。 肩をおもみいたしましょう。 』    ・・・・・ 『 えっ・・・ 。 』

    『 今、何のアニメが好きなん? 』         『 あのね! あのね! 』
    『 学校の勉強で何が好き? 』     『 図工。 描くんじゃなくって、作るんが好きやねん。 なんでかゆう                     とな・・・・・・ 』

 従妹であるお母さんに 叱られて連れ戻されるまでいてくれます。   そして、ホトボリがさめた頃またやって来てくれます。   気を使いながら、少しづつ近づいて来てくれます。

 かわいいですねえ・・。
    孫の可愛いさって、こんな感じなんでしょうか?    おじいさんになった気分・・。

 写真も撮ったのですが、ここでは控えましょう。  かわりに お母さんである従妹の写真を・・( かわりに・・とは失敬! ) いや、あなたの娘さん、 あなたの小さい頃に あまりにもソックリ なもんで。                    3人の母であり 坊守であるのですから当然の事なのでしょうが、動き回る姿や 漏れ聞こえてくるご門徒さま方がたとの会話に     『 おおきくなったなあ~・・。 』    と思ってしまいます。

       え~と、これは おじいさんではなく・・・おとうさん?    おにいさん?

                                何にせよ、ご住職はじめ皆々様方 有難いご縁 ありがとうございました。

  さて、明日は島根に向かって 走ります。

 このところ < 屏風 > に振り回されていました。
和歌山の僧侶で書家の清水正宣先生が、5月中旬に地元の市民会館で大掛かりな個展を開かれます。

先生のライフワークでもある < 十六羅漢 > 詩。    それぞれのお方のエピソード・特徴を ご自身で < 詩 > にして、筆をとられました。   二曲もあれば、四曲もあります。

いったい全部仕上げる事は出来るんだろうか・・?        朝から晩まで取り組み、夜は夢にまで作業していました。       ・・・・・なんとか、      なんとか、先が見えてきました。

 そこで、お誘いのあった個展に行って来ました。
< 大井民夫 >展 ( 俵屋画廊 )。       桜、桜、桜・・・・また さくら。

 飾られているのは、日本中を歩いて描かれた 桜 のみ!

と言うことは、感のいいお方は もう お分かりですね。

    そうです。 次から次へとやって来る人達による ≪ お花見・大宴会 ≫ 状態。
  
 先の見えない < 屏風の恐怖 > から解放された事もあって ( 作業はまだまだ続くにしても )、
撮った写真は ブレたものばかりです。    

     おかしいですね・・・まるで 酔っ払いが撮ったような・・。

  7日の夕方帰山した息子も、皆さまと共にお勤め。
朝は霜が降りるほどの寒さでしたが、日中は桜も気をゆるす暖かさに。

  川本義昭師をご講師にお招きし、聴聞の一日とさせて頂きました。   総代・台所方の方々にお礼をして、記念写真を。 ・・・無事終了・・?
いや、無事ではありませんでした。
 講師先生 控えの間で資料に目をとおしておられる時、天井から資料めがけて< 黄色い液体 > が ポタポタポタポタ・・・・・

 よりによって この日に、 よりによって この場所に・・。もう示談には応じられんぞ!

と叫びながら怒涛のように 法要後片づけして、息子と共に早朝3時に出発。   今 京都に辿り着きました。

                             はあ~・・。
   

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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