

昨日は、日本画の浅野均先生を訪ねて 京都芸大に。
5月6日に 京都≪有粼館≫ ( ゆうりんかん・岡崎 円勝寺町 ) にて、一日だけの個展をされます。
それに向けて、裏打ち等依頼されていたモノを納めてまいりました。 2時からギャラリートークもあるとか。
楽しみですね。
そして、お楽しみが もうひとつ!
先生にお願いしていたモノを受け取ってきました。 何を?
話せばとんでもなく長くなるので、カイツマンデ。
知人が とあるアジアに国賓級の方相手の食事店舗を開くことのなりました。
その内装の相談で、水墨画の襖の話がありました。 ・・・・で。
なんやかんやで、浅野先生が21日の東寺での弘法市に朝6時から行って、襖に張り込めそうな画を探して来て下さることになりました。 ・・・恐れ多い事ですが・・。
その画をいただきました。 いいですねえ・・。 明治から大正のものばかりです。
顔料といい、線の動きといい すばらしい・・。
浅野チョイスってだけで、価値が出てきそうに思う我心のさもしさ・・。(笑)
さあ、これから どうしましょうか。 この作品群、( もちろん 費用がいるわけですが ) 彼がいらないと言ったら 全て私が受けますが。 ・・・・・・ まくって軸装にしてみたいですねえ。
さあ、どうする! 彼!
大変な大風の為、300m離れた送電線が 一晩中 唸り続けていました。 山陰道では 風の為、トラックが6台横転したとのニュースを聞きながら 昨日は西蓮寺からさらに 7km奥に走った所にある < 安楽寺 > 様の永代経法要のご縁をいただきました。
立派な山門をくぐり、先ずは 80越えられた(?)ご住職が点てて下さる抹茶をよばれに、炉の切ってある座敷へ。 寡黙なご住職と 暫し言葉少ない時間を楽しみ、講師部屋へ。 脇の小部屋には、鉄瓶が音をたてています。
合間に白湯を頂いていましたが、夕方までずっと炭火が静かに湯を温め続けていました。 ご自分で炭焼きもされるご住職、炭の扱いはお手のもの。
大風の後を感じさせないお庭。
『 あの黄色いのは 何ですか? 』 『 モミジよ。 』
『 今頃 紅葉ですか? 』 『 そう、これから青くなっていく。 』
『 へ~、そうですか。 わたしは 木々草花のことを何にも知らないもんで・・。 へ~。 』
『 春モミジ。 』
『 春モミジ・・そういう名前ですか・・。 へ~。 』
『 知らんで、 ・・ 人がどう呼んでるか。 わしがそう呼んどるだけじゃ。 』
『 ・・・・・・。 』
仙人のような ご老僧。