『 若いもんがお参りしてくれるけえ、よお分るように 長い話 してやんさい。 』 (笑)

いつもはお1人で( とんでもなく かわいい猫は一緒ですが ) 暮らしておられるおばさん。
 西蓮寺総代も勤めて頂いていたご主人の、7回会の法事です。     何カ月も前からそうお願いされていました。     ご主人のご縁で、集まってくれるひと達に 少しでも仏縁を・・というおこころ。

してきました、長いお話。   今、わたしたちが <南無阿弥陀仏> を声に出すとはどういうことなのか・・。

 遠く山口から駆け付けられた方もありました。 神戸在住の長男さまご夫婦・その娘さん方夫婦・そのお子さんたち・・・     『 遠くにいるんで、準備も何も 全て母親です。 』

 そう 仰る長男さん。 奥様。    そんな事はないでしょう・・いや、そうかもしれません・・・
それでも、遠くにいながらのご心配 きっと おありの事であったと思います。   
         遠くにいる我身に引き合わせて感じる事であります。   なんにせよ お母さん、今日の日を皆さんと迎えられて とても 嬉しそうにお見受けいたします。

 海をバックに一枚。 うれしいか、悲しいか お父さんそっくりになってこられましたよ。 (笑) 

 で、帰って5分もしたら  ピンポ~ン ・・ 『 こんにちは~。 』
 『 あれまあ、よかった。 今 帰ったところですよ。 まあ、どうぞどうぞ。』

 遠方・伊丹から訪ねて来て下さった お3人さま。 会えてよかったですよ。
本堂で短いお勤めをして、一緒にお茶を。   『 来て下さったら 何もないけど 美味しいコ―ヒ―煎れるって約束してましたよね。  ウソはついちゃダメですからねえ。 嫌でも飲んでいってね! 』

 ようこそ、ありがとうございました。
いつかの <夏ミカン>ブログのご家族です。  『 あん時は笑いましたよねえ~! 』
   で、また 大笑い。    

  ああ・・今日も思い出深い一日となりました。 皆さまに感謝を。

               ・・・・・さて、酔いが醒めたら 走りますよ。     京都に向かい。
 

昨日は、今度の仏前結婚式の打ち合わせと、軽いリハーサル。
 会場の本堂に椅子わ並べて、MC入れながら 時間を計ってみました。

今日は西蓮寺さん、久々のご法事。    海に生きたおじさんの 七回会法要 ( お付き合い深かった父がお付けした法名 <潮音> ・・いいですねえ。 )   お昼の食事をご一緒しながら、法事の時の法話を どう思いながら聞いたか・・などの声まで聞かせて頂けた、お酒をよばれながらの 嬉しいご縁。     有り難し。

 3時位にお寺に帰り、表装仕事を広げていると 境内にタクシーが上がってきます。   タクシー?  誰?     

先程 道すがら出会ったおばさんが   『 めったにおらん人の 顔が見えたんで、やってきたで。 』
        と、色々抱えて入って来て下さいます。

   『 あれまあ、おばさん。  わざわざ タクシーで? 』
   『 他にどうやって来るんや。 』              ・・・『 そりゃそうだ。 よし、美味しいコーヒーでもいれようか! 』        『 飲むで。 』 

  仕事を見ながら ひとしきりお話し、帰って行かれました。

            どうぞ、また いつでも。       ・・・手ぶらでいいですよ、おばさん。

 夕方の中国山地を一路 西へ。

 海の底を力強く踏んで 湧きあがる砂の入道雲のような < きみどり > < みどり > < きみどり >。
 
 目が痛くなるほどの 若い < みどり >。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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