北陸道をひた走る二日間。  まず、福井の西誓寺さまへ。
随分背の高い立派な本堂・・と、第一印象。
 『 浄土真宗の私達、もっとインド・お釈迦さまからのお話をしなくてはいけませんよねえ。 』
 『 わたしもそう思います。 そう感じます。 』     ・・・・・・・ご住職と色んなお話をさせて頂きました。 

 そして、富山の西勝寺さまへ。
本堂は改修中で足場に覆われていました。  ご住職・坊守さまに若院さまご夫婦、みなさまの実にあたたかいお人柄に、穏やかな時間を。

 有名なお米の産地・北陸。  島根・石見地方とは全くちがう田園風景。  実に広々と・・・。
それぞれの良さはあるとしても、羨ましく眺めて走りました。
                      

 一泊二日の北陸でしたが、それぞれのお寺でお話していて共通の知人があると 
            『 世間はせまいですねえ・・。 』      と、何度か口にしました。
  
   そして、暗くなった高速道路を走りながら 『 日本は広いなあ・・。 』
             と。      ( どっちだよ? )  

                          どちらもホントですね。

 9日、浜田道・旭ICを降りて青々とした田んぼを眩しく眺めながらしばし走り、都川・林蔵寺へ。
以前も見上げましたが、やはり 山門 ≪ 鐘楼門 ≫ が立派です。
                     
 西蓮寺の簡素な門を見慣れているので、よけいに迫力を感じるのでしょう。 ニ階などひとが2人くらい住めそうです。
     『 このあたりのお寺の門は、割合 こんな感じですよ。 』  と、ご住職。

 掲示板の法座案内には、筆で大きく ≪ 半夏法座 ≫ と。
このあいだ書きこんでいた < 半夏生 > からの法座名なのでしょう。

     『 うちは昔から、この法座名ですねえ。 』 と、ご住職。
                     いいですねえ、伝統。

 7月7日、西蓮寺・夏法座 ≪ 安居会法座 ≫。
前日からかなりの雨、特に深夜は雷と大雨。
 夜が明け、なんとか上がったと思いきや結局、急な大雨・日差し・また大雨・・と不思議なお天気でした。 

 それでも山寺にとっては多くのお参りの皆さんと共に、一日をご一緒させて頂きました。

 蒸し暑さを少しでも和らげて頂こうと、お昼はご飯・野菜の煮物・酢の物のほかに、< そうめん > に < ところてん >。     いやあ、スッキリと美味しかったです。    ご苦労頂いたお方がた、ありがとうございます!  

 暑い夏の法座。  お釈迦さまの当時のインドを思いながら、< 釈迦十大弟子 >のお話から。
画に描かれた姿を目にしながらですと、より こころが近づきます。 扇風機はフル稼働していますが、聞くも汗・語るも汗。       

     ご参拝、まことに ありがとうございました。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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