表装を習いに来られています。
かなり以前にしばらく通われていた方、今は京都の某美術大学の日本画教授ですので、
お教えしていると言うより、共に可能性を学び合う という感じでしょうか。
大学が夏休みのこの時期、集中して来られる予定。 今日はご自分の作品と自作の「 揉み紙 」・イタリアで仕事されていた時手に入れられた紙 ( でしたっけ? )等を持参され切り継ぎです。 
色々な事を話し合いながら次第にカタチが見えてきます。
それにしても可愛い画です。 中国・敦煌にある画の模写作品との事ですが、少女マンガか今風のイラストの様な画、≪ 化生童子 ≫。 
胎生でもなく・卵生でもなく・・・浄土の蓮の華の中に < 生まれる > 様子が描かれた画ですね。
何百年の前に描かれていた画ですよ。
カワイイですねえ。
まだまだ しばらく 学び合いの日々が続きます。
昨日夕方帰山。
今日は朝から浜田の知人に頼まれていた ≪ 屏風修復 ≫。
その傍らに ラジオ。
母校・県立浜田高校が甲子園を目指す準々決勝。 島根県では最多出場校で、わたしも高校1年・3年と2回、応援バスで熱い夏をプレゼントしてもらいました。
今日の相手は < 石見智翆館 >、旧名・江の川高校。
・・・先攻され、同点に追いつき、また逆転され・・どうにも、落ち着いて作業が・・。
お昼すぎ。 負けました。 残念。 が、ワクワクする時間をありがとう!
さあ、落ち着いて仕事、仕事。
六曲一双、12面。 12ヶ月が楽しく描かれてあります。 うち、5面の割れ破れが酷いのではずして修復を。
しかしまあ、あらためてよく見ると面白い!
これなんか、≪ 涅槃図 ≫ を見ているんでしょう?
これなんか、≪ 布袋図 ≫ を見て何か話してます?
何だかとても楽しそう・・。
踊ってるアナタ・・。
もう、無茶苦茶ですね (笑)。
蝉の大合唱の中、大汗かいて お仕事を。
30cm×20cm位の画。 なんじゃ、これ?
と、思われるでしょう。 わたしは 『 サルか? 』 と思いました。 つぎのこれで何となくお分かりでしょう。
有名ですね、≪ ガネ―シャ ≫。 象の頭を持つヒンズ―教の神。 シバ神が、自分の息子と知らず首を落としてしまい、後で探しに行ったけれど見つからず 変わりに象の首を乗せて以来この姿・・・・との話を聞いた事があります。 富か商売の神であったような・・。
何十年も前に日本に持ち込まれた宗教画ですが、それぞれについての詳しく知識はありません。 残念ながら・・。
『 なんか・・怖い・・。 』 と思ってしまいますが、知識があれば見方も随分違うんでしょう。 残念です。
でも、表装は楽しめます。
久々に色々楽しみながら考えます。

エキゾチックに (?) 不思議な感じになったらいいのですが。
う~ん・・我が家には飾れないかな・・仏教のお坊さんですから。
という事にして・・おきましょう。