『 予約の取れない人気のお店で、さっき キャンセルでも入っていないかと ダメモトで電話したら
なんと!   2時間だけなら座れるそうです。   行きますか? 』

動かないホームページを元に戻し助けてくれた 徳山くん。 
お礼にと、四条で待ち合わせ。  あのあたりのお店には不案内なので、行き場所はおまかせしていました。
お洒落で情報通の彼なら、きっと 楽しいであろうと。

急きょの行き先変更で、ふたりして 夕方の街を テクテク歩きます。

『 一度 行ってみたかったんです、まだ 行った事ないんですよ。 』 

『 ぼくと同い年くらいの若い料理人で・・・ 』    

『 《 食堂 おがわ 》 ってお店です。 検索で、食堂って入れると 一番にあがってきますよ。
・・・ いや、ホントですって! 』 

歩きながら、色々想像を膨らませてくれる  彼。     やがて、どんどん細い路地に入って行きます。

古い木造家の白い暖簾をくぐり、ガラガラっと 戸をあけて店内に。

料理場を囲む 10席ばかりのカウンター席 ( のみ ) 。   アンチックな調度品。

金属製の箸おき。 なにげなく ひっくり返してみると、
お名前が。

それで、美味しかったのかって? 

それはそれは。  ふたりして顔を見合せ 頷きあいながら ゆっくり時間をかみしめました。

年 に何回か、彼について行きたいものです。  おじさん を よろしくお願いします。

今宵、綺麗なお月さまが。

《 月影の いたらぬ里は なけれども
眺むるひとの こころにぞ すむ 》    古歌 伝・法然詠



歩きにくい暗い夜道を静かに照らしてくれる < 月光 > 。        今は電気の明かりが明るすぎるので、その有り難さを思う事が少なくなったでしょうか。

子供の頃は真っ暗な夜道がありました。   誰にでも隔てなく照らす月光。 

ひとによっては下を見て、ただ歩くだけの道。  月が出ている事さえ気にも止めません。
『 ほら、きれいなお月さまだよ。 』  と、指差すひとに促されて見上げるひとにだけ お月さまは< ある >のでしょう。

歩きにくいこの道を <夜道>と喩えるなら、お月さまは何でしょう?

直りました!     さすが プロフェショナル・徳山君! 
にっちもさっちも、どうにもならなかったのに、電話往復3本で システム回復。

『 いやあ~ありがとう。 もっと早く相談すれば良かったねえ。 』 
『 何時でも 何でも 言って下さい。 』 

何て イイ 男なんでしょう。  今度、お礼に一杯!

《 あれこれ 》 をお休みしている間、暑い暑い日々でした。
お盆の前半は島根、後半は京都にてお参りに勤しんでおりました。  色々ありましたが、それは又 思い出した時に。

一昨日、17日はここ< ハイツ伏見桃山 > の地蔵盆でした。
毎年、お参りに呼んで頂いております。 朝・昼はお世話役のみなさんのさまざまな企画に、子供たちの明るい元気な声が溢れていました。       夜は大人も一緒に ビンゴにゲームの < ビア・パーテイ >。 楽しい一日が終わった翌日の昨日、エレベーターに開催協力御礼の文章が張り出されてありました。

子供たち・お母さんがたにお話ししている姿の写真がそえてあります。

昨年のお話憶えている?って聞いたら、なんと 憶えてくれているんですよ。  うれしいですねえ。

で、今年も はりきって お話。  なにやら手を振り上げて はりきってますねえ。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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