《 食堂 おがわ 》。

『 予約の取れない人気のお店で、さっき キャンセルでも入っていないかと ダメモトで電話したら
なんと!   2時間だけなら座れるそうです。   行きますか? 』

動かないホームページを元に戻し助けてくれた 徳山くん。 
お礼にと、四条で待ち合わせ。  あのあたりのお店には不案内なので、行き場所はおまかせしていました。
お洒落で情報通の彼なら、きっと 楽しいであろうと。

急きょの行き先変更で、ふたりして 夕方の街を テクテク歩きます。

『 一度 行ってみたかったんです、まだ 行った事ないんですよ。 』 

『 ぼくと同い年くらいの若い料理人で・・・ 』    

『 《 食堂 おがわ 》 ってお店です。 検索で、食堂って入れると 一番にあがってきますよ。
・・・ いや、ホントですって! 』 

歩きながら、色々想像を膨らませてくれる  彼。     やがて、どんどん細い路地に入って行きます。

古い木造家の白い暖簾をくぐり、ガラガラっと 戸をあけて店内に。

料理場を囲む 10席ばかりのカウンター席 ( のみ ) 。   アンチックな調度品。

金属製の箸おき。 なにげなく ひっくり返してみると、
お名前が。

それで、美味しかったのかって? 

それはそれは。  ふたりして顔を見合せ 頷きあいながら ゆっくり時間をかみしめました。

年 に何回か、彼について行きたいものです。  おじさん を よろしくお願いします。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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