1月16日、当山御正忌法座。
新型ウイルスおさまらぬ中でありますが、お参りの方有る無しにかかわらず親鸞聖人祥月ご命日に合わせたお勤めは、例年通り午前午後と。歩いては遠い所からのお方ばかりにて、温かい「けんちん汁」を用意して頂きます。 この世情でありますからお食事は遠慮されてのお方もありますが、換気良い広い所でマスク付け外ししながらお喋りは無しで。
報恩講のお椀と違って小皿物が並ぶのも華やいで綺麗です。
お勤めの間間に住職の法話を。一日で40分のお話しを4回です、お顔もお名前も知ったお方々ばかり、ゆったりとした仏法聴聞の時間をご一緒させて頂きました。
「渋柿」「不断煩悩得涅槃」「雪の道」
この度出来上がり持ち帰ったチラシ。わたしの『1分間法話』ひとこと話のチラシもご紹介。
会う人限られた世界でありますが、今の時代は電子メールで、お会いした事の無い方にもお便りを届けられる時代。 厳密に「法話」と言えないにしても、お坊さんからたまに1分で読める「お便り」が届くと思っていただければと。 それがホッとひと息をつける時間になればと。 それがひょっとしたら聴聞へのなんらかのご縁になればと。
息子に提案されて、さてどういう形で出来るか共に試行錯誤。
15分法話として動画で撮ったものもありますし、1分間法話として動画を撮ったものもありますが、今のところメールアドレス登録頂いたお方に「お便りを書いてお届けする」というのがわたしにはシックリ。
一年半の間に15通ばかりを書き届けましたが、次第にこの「メールマガジン」読んで下さるお方が増えてきております。どなたが読んで下さっているかはこちらには分からない様になっていますが、その時発送する数だけは分かる様になっておりますもので。 どうやらお寺まいりのご縁なき若いお方が多いようです ( 知らんけど ((笑)) ) うれしいことです。
「QRコード入れたチラシ作ったらどう。 自分が出会うひとに紹介するにもそれがあった方がずっといい。」
と言われ、成程と。 どんなのが良いか任せるから作ってくれと。
じゃ、先ず住職が手紙を書いてる写真を撮ろう。 それを表にして、裏に「1分間法話」のどれかを入れ込もう。 ・・・と提案され話は進み、デザインは彼が友人(彼女?)に依頼しアッとという間に届けられました。 早いですね、若いっていうのか性格なのか、あ~しようかなどうかな・・出来るかな~・・した方がいいのかな~てオジサンとは違います。
立派な良いのが出来ました! これまた嬉しいもんです、形になると。
「 出来る事を 出来る時に 出来るかぎり 出来るところまで 」させてもらってゆきましょう。
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000113512
このページのずっと下のほうに、『メールマガジンバックナンバー』とあります。
そこで今まで配信した「お便り」がすべてお読みいただけます。
2022年・令和4年を迎えました。
希望と喜びの内に迎えられたお方、新しい年を迎えたとはいえおめでとうございますと大きな声でご挨拶出来かねて静かに迎えられたお方。様々なお方に新しい年の夜明けが参りました。
当山西蓮寺にては元旦、代々伝統にて早朝6時より色衣五条袈裟の装束にて正信念仏偈のお勤めです。父・祖父の代から誰一人お参り無くとも装束を着けて時間には喚鐘を打って始めていた姿を憶えております。 そして庫裏に帰り、栗山家のお内仏にてお勤めした後、導師が振り返り「新年明けましておめでとうございます」と家族に挨拶するのが決まったわが家の儀式。
今年は3人のお方のご参詣。 恒例にしようかと、今年も《住職抹茶》を。 シャカシャカ。 お寺だけに シャカシャカ ・・・早々にどうも (笑)
さて今年の年賀状。 もう少し大きい方がいいですか?
ド~ンと。
版画掘りではないんですよ。版画風に描いてみました。
『 足もとも 大事。 見上げる事も 大事。』
1月16日、本堂にて御正忌法座を勤めます。午前9時半から、午後1時半から。
この言葉のこころもちまで お話させて頂ければよいのですが。
住職自勤です。ご参詣お待ち申し上げております。 拝
この時期にしては穏やかな暖かい日となりました、10月29日当山報恩講。
何日も前よりの皆さまのご準備により迎えられました。
今年も例年通りのお斎の準備に早朝より台所からは賑やかな声が聞こえます。 ご講師は温泉津・西楽寺の菅原昭生師、穏やかで何より楽しそうに仏法をお取次ぎして下さるお姿に引き込まれます。 「今日はお参り出来て良かったです」との嬉しいお声も聞きますが、私自身が嬉しいご聴聞でした。
近隣ご住職お迎えしての8名でのお内陣のお勤めは、西蓮寺にとっては久しぶりです。その大音声に本堂が喜んでいるかの感がございました。
翌日、広島から来てくれた若き僧侶が縁側で雅楽・篳篥(ひちりき)の練習をしておられました。数日後、住職継職法要にて奏するとの事。朝の斜めの光の中、流れる音色によってか うちの庭では無い様に思いながら見つめました。
その庭。 11月1日の朝に思わず声を上げてしまいました。
猪です。 イノシシが庭の苔を掘って掘っているのは茶飯事ですが、何と!赤い実をつけた『千両』を根こそぎ・・・字の如く「根こそぎ」掘り倒しているではありませんか。
鳥が運んだんでしょう、植えた覚えはないのにいつの間にか葉を出し始め、数年たった今この赤い実無くしては縁側に座る楽しみが半減する位に愛でておりました。
果たして再度根ずくかどうか、懸命に植え込んでみました。 ガンバレよ。
2日後、なんとまあ! 何とした事か・・・。
また、やりやがった! え~~また? また?
何でよりによってここのこれを・・・。 回りは山だらけ、いくらでも掘るところはあるでしょう! 植え込む私の姿を、山のどっかから見てたんだな。 ニヤリと笑いながら見てたんだな! ・・・・再度、植えこみました。 どうなるでしょう。
そんな「いたちごっこ」ならぬ「イノシシごっこ」明け暮れる山寺は日に日に色づきます。