もう8月下旬。
長らく書き込んでおりませんでしたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
5月21日には降誕会の法座、変わらず朝から勤めさせていただきました。 横浜・京都の有縁の方より「参拝の皆さまに」とのプレゼントを送って頂いておりました品、 皆さまの笑顔。繋がるご縁であります。

7月7日には安居会(夏法座)。
夏野菜スクスク育つ頃、 お昼食にはその品々での目にも艶やかな逸品が並びます。

黙食ではありますが、お心こもったお料理を頂き力身に満ちて、午後のお勤めご聴聞。そうそう、この日は毎年「素麺汁」と知って頂いているであろう美作のご門徒さまからは、その素麺を送りお供え頂いてありました。 有難し。

遠くにおられる方々とも確かに繋がっております。

大阪でご縁を頂きお話させていただきましたが、 この時も里の様子を(ふんだんに)盛り込んでのお話。 大阪の皆さまと石見の里が繋がりました。

京都にてお参り。  
子猫が衣の紐にじゃれて離しません。
この子は可愛いのに、お寺境内にフンする猫は憎い・・・などと考えながら。

夏の夕立のあと、見事な虹。
あの人にもあの人にも見せてあげたいなあ・・と思いながら。

知らないけれども知らないうち《 思われて 》いて、繋がっているものです。

《 思う時は すでに 思われている 》

残暑厳しき折、お身体くれぐれものご自愛を。   拝 


5月1日。
今年も白藤、見事に見せてくれました。



やがてこぼれ散る花ですが、空しい事ではありません。

「 帰るべき 地あらば零れ 藤の花 」


「 散ることは 地に還る事 藤の花 」

弥栄・勝龍寺前住職 故 紀令持師、この藤を見て詠みし
平成3年5月


しばらくご挨拶いたしておりませんでした。今日はすでに4月19日。
未だ新型ウイルス禍おさまり見えぬ中ではありますが、3月21日には彼岸法座、4月8日には永代経法要を開座いたしました。 マスク・消毒・換気・黙食。 肌寒い山里では、梅と桜とレンギョウが揃って。

お彼岸と永代経ではお斎お昼食の姿はかなり違います。 永代経は塗のお椀にて。当寺にては年7回の法座のうちで永代経と報恩講の2回に塗のお椀が登場いたします。
早朝よりの台所お世話方の皆さまへの感謝、毎回深々と。

お勤め聴聞第一ではありますが、お昼に皆さまと同じ場で同じものを頂く事、有難いことでございます。今は黙食せざるを得ませんが、早く以前のように楽しく会話しながらの時間を頂きたいものです。

永代経法要のご講師には広島市の永光寺・永光聖法師に4年ぶりに出講頂きました。
お人柄溢れる穏やかなお話しぶりに時間短く感じました。   「大丈夫」のお話がこころに残ります。お話しを聴かせて頂きながら私の中の様々なものが出て来て、想い巡らす貴重な時間を頂戴いたしました。(『わたしは大丈夫だ』というひとほど危ないですね) 

4月8日、境内の白藤の様子をうかがうとまだまだ何事もなく老木の姿で立ち尽くしているばかり。  どうでしょう、はたして今年も白い房を見せてくれるでしょうか。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

Copyright © 2010 Sairen-Ji Temple. All rights reserved.