遠く 広島・関西にでておられる方が仰います。  『田舎の暮らし 風景がなつかしいよ…』

半年前、テンが庫裡の天井裏に子供を産み 難儀しました。   イノシシはしょっちゅう畑を荒らし、庭の苔まで穿りかえし、親子のタヌキは猫と残飯の奪い合いです。  ヌートリアなるハイカラなものの目撃も聞きます。

そして驚くほど大きなサルが…!  お寺の裏の畑をゆっくりと歩いていました。あれほど大きなのは見た事がなかったので、まわりに誰もいないのがわかっていても 大声で叫んでしまいました。

     『サルだ~!!』
サルはこっちを振り向いて ゆっくりと頷きました。  <そう、サルです。なにか?> と言いたげに…

なつかしかったら、いつでも どうぞ。   お寺はずっと ここにあります。
  サルの歩いてた畑も 黄色く色付いてきました。








昨日から二人の客人が来られてます。この素敵なホームページをデザインし 運用できる様にしてくれた、京都の『マターズ』という会社の青年男性です。  <徳山君と村上君>
秋の西蓮寺の風景と お寺の歴史の取材に来てくれました。一回目夏には、徳山君と山口女史でした。みんな京都芸大をでていて、ちなみに 私のイラストは山口女史の作です。こんな風に見えてるんですね…

丁寧な仕事に深く感謝しています。  で、客人ありという事で 昨晩、三隅と鎌手から友人が手料理・お酒をもってかけつけてくれました。品々ありがとう! 男総勢5人 遅くまで語り合いました。
深夜、おでんの大鍋に おそらく不本意ながら顔をつっこむという、ダチョウ倶楽部を超える大技をやってのけた方…
大丈夫ですか?

さておき、お昼にお参りから帰ると 京都の二人が、母に頼まれたからかどうか 裏で黙々と包丁を研いでいました。
今頃は高速を走っているでしょう。  気をつけて! ありがとう。

昨日、とあるお寺様にお邪魔し、本堂阿弥陀様前に立てておられる立花を見せていただきました。
色とりどりの美しさではなく、ご苦労して見つけてこられた松を中心に重厚なる見事さでした。ご無礼し お内陣に上がらせていただき、横からも見せていただき う~ん、とうなりました
奥行きが、正面から見たより はるかに幅ひろく立ててあります。重厚な迫力はこの為でしょうか。

『本物と偽物は 見えないところの あり方できまる』 
そんな言葉を 思い出しました。    人間もそうに違いありません。ひとに見えないところも丁寧に歩みたいものです。

などと学びつつも 昨夜の記憶は半分ありません。  なぜって、そこでとっても美味しい料理とお酒をタラフクいただき 奥様に車で送っていただいたからです。
『見えないところの あり方で…』   …うう 耳が痛い。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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