24日は、午後3時から浜田の姉家での法事に参りました。  お姑さまの 二十三回会です。
20数名の方々・・栗山家からは私ひとり、『 はじめまして。 』と ご挨拶する方に多くお出会いしました。
わたしは はじめてでも、西蓮寺・栗山家が大変お世話になっている方々です。 申し訳なく ご挨拶しました。
    そして、会食前の義兄の挨拶・・・しみじみと聞き入りました。

 その晩は泊めていただき翌早朝、3時起床。 姉の入れてくれたコーヒーを飲み京都へ向かい出発。
走っているうちに夜が開けはじめ、朝もやの中で 良い感じ。
 昨日今日と、軸装展にむけた新作?表装に追われています。      例の < インド古裂 >、恐る恐る使ってみました。
 黄色い地に金彩・・・2mmしか見せてありませんが。
なかなかの風合い。    この画を提供してくださった方に言うのが楽しみです。
  『 18世紀の インド古裂、使ってます。 』

たのむから 驚いてください!

 彼岸会が勤まりました。  前坊守が朝4時から起きて< おはぎ >作りに燃えていました。
 この山奥の小寺に 遠くから30人近くの沢山のご参詣、迎える方としては嬉しい限りです。
( おはぎを作りたくもなるでしょう。・・?)

 彼岸花が咲いています。
田んぼのあぜ道やお墓には 人の手で植えられたものが・・・有毒成分を持っているため、田にモグラや虫が来ないように・土葬だったお墓を動物が堀りにこないようにと植えられたとか・・。
 お墓でよく見かける為か、< 曼殊沙華 >のほかに別名 < 死人花 > < 地獄花 > < 幽霊花 > ・・・
はては < はっかけばばあ >! ( 花が終わって葉が出てくるので、葉が欠けていると・・歯が欠けて・・。 ひどい。 )           『 なんで ばばあ やねん! じじいも歯あ 欠けとるわい! 』
つっこんでもいい所ですよ、おばあさん。

 韓国では < 相思華 > と呼ぶとか。
花と葉が一緒にはあらわれないので、見えない相手をお互いに思い合っているからと・・。
                  う~ん、さすが。

同じものを見ても、名前によって・そのひとが今まで見た聞いた経験した事を通して受け止めるので、随分違ったものに見えてしまうんですね。  わたしが見て受け止めていることが、<ありのまま><そのまま><そのもの> とは限らないわけです。           という事は、わたしそのものも 人さまに<そのもの> には受け止められていない方が多いってことですかねえ?      どうです?

 『 邪見 』 『 有無をはなれる 』・・という教えにつながっています。
 

 5日ぶりに晴れました。 快晴です。
明日は 『 彼岸会法座 』、本堂・庫裡を拭きあげ お荘厳も済みました。

 40分のお話を 4回・・・。    掃除しながら 思いついた事をノートするため書斎に走ります。
『 あ~ このお言葉、あの喩え話が・・・・』   タッタッタッタ~    
  後で書こうと思っていたら、なんだったかな?・・と忘れる事しきり。    そうなってしまいましたから。

 < 鳩摩羅什 > < 空 > < 本願他力 > < 有無をはなる > < 千宗旦 > < 執 > < チューラパンタカ > < 河童 > に < つちのこ > ・・・・ ここに書いておけば大丈夫!

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

Copyright © 2010 Sairen-Ji Temple. All rights reserved.