西蓮寺の坂を下り、はじめてのカーブへ差しかかると毎年秋に楽しませてくれる樹々。       そのたもとで見送って下さっているお地蔵さま。
 見送られて海の近くへお参りに。
ご主人・奥様・娘さん、そしてご友人の奥様方が3人。  お家の報恩講です。  ご友人もお参りとは嬉しい事です。普段のお付き合いのあたたかさが見えるようです。

 私のためにと、薬投与中のご主人が疲れる身体をおして漁に出て下さいました。
お土産にと、ピチピチの≪ イカ ≫に、お手製≪ イカ飯 ≫。
 美味しそうでしょ?      美味しいんです!

≪ イカの塩辛 ≫まで頂きました。 明日午後には京都にむかうので、持って走ります。
漁師の漬けたイカの塩辛・・・・・わたしだけでは勿体無いので、京都の気のおけない酒呑みに 『 どうだっ! 』
と振る舞いましょう。       娘さんからは、ここの地酒・地焼酎を頂いてしまいました。 皆々様、ありがとうございます!

 ・・・・・どうして みなさん、私が好きなものをご存じなのでしょう?  愛されるお坊さんだからでしょうか、お地蔵さま? 



1日から開催されている ≪ 西松凌波 ≫女史の個展 ( 京都・祇園・俵屋画廊 ~13日まで )。
やっと行ってまいりました。
  
表装させて頂いた掛け軸の<掛り具合い>が最も心配でした。  曲がり反りしていないかどうか・・・。
  ぐるりと廻って見て、一安心。  いい掛り具合いです。
毎日は在廊されていない女史ともお会いできました。   待ち合わせていた京都芸大教授の浅野均先生( 12月6日からここで個展をされます )も来られました。   軸装にしてほしい画があると。   少々大き目の画・・・
「 おお・・これを軸に・・。」    ・・・楽しみです。  あまり時間がありません、( 明日から3日ばかり島根ですし )今から早速裏打ちいたします。


 せっかくですから 4人で記念写真を。

京都に向かって走る中国道。  岡山の山奥、≪ 勝央 S・A ≫ 午後1時すぎ。
昼寝するこどもに遭遇。

 どんなに近付いても、耳を ピクっとするだけで起きる様子なし。      やさしい人達に囲まれて安らかに暮らしているんでしょうねえ。

 この間見た野良猫は、悲しかったです。 飛び逃げてこちらを振り返ったその目・・。
おびえと疑いの暗い目を感じました。  見ているのが辛くなるような・・・。 きっと大変なめに遭ってきたんでしょうが。

どうか この子の目がやさしく光り続けますように。
 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

Copyright © 2010 Sairen-Ji Temple. All rights reserved.