

只今、帰ってまいりました。 帰京いたしました。
『 住職さんにとって 島根と京都、どっちに向かってが ≪ 帰る ≫ って事になるんですか? 』
と聞かれます。
ホントですね、どうなんでしょう。 ・・・実は答えはあります。
どっちも 帰るところなんです。
ただ、ややこしいので少し言葉を変えています。 島根の西蓮寺はお寺なので ≪ 帰山 ≫ 、京都へは ≪ 帰京 ≫ と。
≪ 待ってくれているひと ≫ がいるところが、 ≪ 帰る ≫ ところです。 たとえ目に見えないひとであっても・・。
ですから、只今 帰京いたしました。 中国山地の燃え上がる山々を眺めながら。
余談ですが。 夜の呑み屋さんのお姉さんなんかが 『 あ~ら お帰んなさ~い。 待ってたのよ。 』
っていうもんだから、黙ったまんまの家より そっちの方に足がむく・・・・・・なんて 仰っていたお方がありました。
そりゃ そうだ ( 頷きつつ笑 ) 。