寒くなってきました。  午前中、一軒お参りに行ってから仏教出版社 ≪ 探究社 ≫ まで、ご門徒の皆さまへお配りするカレンダーを求めに行って来ました。
      足袋・草履姿で15分バイクで走ると、冷たさしみ込み 奥歯を噛みしめ顎がダルくなります。

 ≪ 社 ≫に着くと、花岡社長があたたかいお茶を入れて下さいます。  『 いや、久しぶりですね 栗山さん。 』

しばらくお話しているうちに、一冊の冊子に目が止まりました。

 ≪ エンデイングノート ≫。
一般書店にも数種類並んでいますし、随分以前から話題にもなっていましたが 浄土真宗版として出ているので
『 ほほ~。』 と数冊入手いたしました。



< 自分史 > < 葬儀の希望 > < 尊厳死について > < 預金状況 > ・・・・・・
他のものと同じ様に続いていますが、自分の死後 お仏壇をどう希望するか・法事はどう希望するか・わたしにとって仏法とは何か・心に残る教えの言葉・・・等々が。  残された方、後の代の方に仏法が伝えられる一助となるようにと ページ・項目が添えられてあります。

 < 自分の死を連絡してほしい友人・知人 >の欄を埋めていくだけでも、色んなことを考えそうです。
たまに書き変えたりして・・・・『 あいつは まあ いいか・・もう。 』 とか。

残された方々の判断の助けになるばかりでなく、生きている今の自分を静かに見つめる機会ですね ≪ エンデイングノート ≫ は。

浅野均先生の個展初日に行って参りました。
ご縁の深いいつもの面々もお祝いに駆けつけておられました。   今回のDMに文章を寄せておられる 花園大・禅学の芳澤先生や 先日お世話になった福成寺( 臨済宗 )の和尚ともお話させて頂けました。  学ぶことばかりです。
      今回は先生の小品の額装と、軸装一幅のご縁を頂いておりました。

  

全て現場に足を運ばれての上で描かれてあるのですが、なんとも不思議な感覚におそわれます。
        ・・・・吸い込まれるような、そのあと突然とてつもなく大きな空間に放り出されるような・・。

私が描いた画でないのは当然ですが、こうして携わらせて頂いた作品が 凛として画廊に並んでいるのを見ると嬉しくて仕方ありません、 わが事のように。   ・・・・へんでしょうか?

  『 どれも ずっと手元に置いておきたくなるような 良い感じに仕立てて頂きました、栗山さん。 』

ありがとうございます 先生、 最高のお褒めの言葉です。

桂の臨済宗・妙心寺派寺院 ( 福成寺 )の裏山にて≪ いも煮会 ≫。
京都の山形県人会の方々のご苦労で、里芋・葱・コンニャク・お肉等の食材すべて山形県から取り寄せられて 大鍋で炊きあげて下さいました。  醤油も山形産のものです。

    妙心寺派の僧侶の方々も多く来られていました。
さまざまな話題に華が咲きます。 
わたしが持参したお土産 益田産≪ 鮎うるか ≫・三隅産≪ 日本海 ≫ みなさんに絶賛して頂きました。
いも煮が美味しいのはもちろんの事ですが、地元のものを褒めて頂くのは これまた嬉しいもんです。

すっかり暗くなっても、炎を囲み 話は続きます。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

Copyright © 2010 Sairen-Ji Temple. All rights reserved.