『 今日、京都に行くけど 夜、食事する時間あるか? 』
午後3時前に大阪の叔父から電話。 久しぶりに 恵真・義観叔父お二人 ( 父の弟 ) と一杯。
私の子供の頃の話から、叔父たちの子供の頃の話・祖父 祖母の話・・・・・。 時間と体力さえあれば、この場は尽きる事無いであろうと思いながら 話は弾みます。
小さい時からお世話になりっぱなしの叔父や叔母。 父方も母方も兄妹さん達 皆 実に仲が良く、世の中これがあたりまえだと思っていました。 ところが、世に出てみると そうではないようで・・・。 さまざまな訳により、不仲な兄妹さま方が多い事を知ってしまいました。 私を取り巻く方々、<あたりまえ>でなど無く稀有な事でありました。
『 こういう句があるんや。 ≪ 意に適う 肴のありて 温め酒 ≫ ・・・・ 今日は正しくそんな感じやなあ。
人や話が ホントの肴やなあ。 』 ぽつりと言って また 一杯。
さすが、年の巧。 いい句を教えて頂きました。
そして、さらに極めつけ。 この50男、奢って頂きました。 いや・・・一応 言ったんですよ、一応。
寒くなってきました。 午前中、一軒お参りに行ってから仏教出版社 ≪ 探究社 ≫ まで、ご門徒の皆さまへお配りするカレンダーを求めに行って来ました。
足袋・草履姿で15分バイクで走ると、冷たさしみ込み 奥歯を噛みしめ顎がダルくなります。
≪ 社 ≫に着くと、花岡社長があたたかいお茶を入れて下さいます。 『 いや、久しぶりですね 栗山さん。 』
しばらくお話しているうちに、一冊の冊子に目が止まりました。
≪ エンデイングノート ≫。
一般書店にも数種類並んでいますし、随分以前から話題にもなっていましたが 浄土真宗版として出ているので
『 ほほ~。』 と数冊入手いたしました。

< 自分史 > < 葬儀の希望 > < 尊厳死について > < 預金状況 > ・・・・・・
他のものと同じ様に続いていますが、自分の死後 お仏壇をどう希望するか・法事はどう希望するか・わたしにとって仏法とは何か・心に残る教えの言葉・・・等々が。 残された方、後の代の方に仏法が伝えられる一助となるようにと ページ・項目が添えられてあります。
< 自分の死を連絡してほしい友人・知人 >の欄を埋めていくだけでも、色んなことを考えそうです。
たまに書き変えたりして・・・・『 あいつは まあ いいか・・もう。 』 とか。
残された方々の判断の助けになるばかりでなく、生きている今の自分を静かに見つめる機会ですね ≪ エンデイングノート ≫ は。
浅野均先生の個展初日に行って参りました。
ご縁の深いいつもの面々もお祝いに駆けつけておられました。 今回のDMに文章を寄せておられる 花園大・禅学の芳澤先生や 先日お世話になった福成寺( 臨済宗 )の和尚ともお話させて頂けました。 学ぶことばかりです。
今回は先生の小品の額装と、軸装一幅のご縁を頂いておりました。

全て現場に足を運ばれての上で描かれてあるのですが、なんとも不思議な感覚におそわれます。
・・・・吸い込まれるような、そのあと突然とてつもなく大きな空間に放り出されるような・・。
私が描いた画でないのは当然ですが、こうして携わらせて頂いた作品が 凛として画廊に並んでいるのを見ると嬉しくて仕方ありません、 わが事のように。 ・・・・へんでしょうか?
『 どれも ずっと手元に置いておきたくなるような 良い感じに仕立てて頂きました、栗山さん。 』
ありがとうございます 先生、 最高のお褒めの言葉です。