< 紙魚 >・・しみ、と読みます。
2012年6月1日 テーマ:
かなり以前に頼まれていた < 修複 >、やっと手がける事が出来ました。 額装されていたのですが、< 紙魚 >に食べられたんでしょうねえ。紙や糊を ご馳走としている者たちがいます。 例の如く、湿して・剥がして・・・・。
剥がし終えたら、欠落部分を似たモノで補って・・。 ジャジャーン! んでもって、裂地を回したり・深さを取り入れたりして、 ジャジャーン! < 日蓮宗 > のお寺さんが、念仏坊主に修複依頼するという 太っ腹。 いいでしょ? 宗派を超え、宗教も超え、ともに 歩みましょう! いいもの 見せて頂きました、ありがとうございます!
欲張り者、腰を痛める。
2012年5月28日 テーマ:
剥がし三昧の一日。 はがきを表裏に剥がして、さらに薄く剥がして・剥がして・・。 かなり痛んだ < 親鸞聖人絵伝 >。 全面修復の為、湿して・剥がして・剥がして・・・。 気がつけば腰が伸びないほど、長時間 剥がし続けていました。 途中で止めるわけには いかないもので・・・。 ・・・・・今日は、< はがき > だけにしておけば良かった・・。 欲張りました。 イタタタ・・。
南へ走る。
2012年5月27日 テーマ:
行って参りました、和歌山・御坊市。清水氏の書展は盛況です。 ジックリ ユックリ 味わえる様にと、< 十六羅漢詩 >屏風の前には椅子が。 僧侶・念仏者の展であるので、正面中央には 華の供えられた < 六字名号 >軸が。 阿弥陀如来を < 十二の光 > に喩え讃えられた、十二幅の掛け軸。 屏風も軸も額も 書の美しさだけではなく、書かれてあるひとつひとつの作品が 法話のように語りかけています。 会場を後にし せっかくここまで走ってきたんだからと、少し足をのばして < 日の岬 > まで行ってみます。 往復350km。 京都の御人、2人をお連れする車内は穏やかな会話が続きます。
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西蓮寺十七代住職釈知浩 古書画保存修復師
緑に囲まれた山寺 春 鳥の声、 夏 蝉の声 秋 虫の声、 冬 雪の声 ようこそ ようこそ
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