以前ここでも紹介させて頂き修復を手掛けてきた 『 六字名号 』軸。 修復完了いたしました。
かなり折れ痛みがあり、このたび以前に修復された表具師の大変なご苦労の跡も見せて頂きました。 そして こうなりました。
外廻しは、正絹でもフックラとした復元織。 中廻しは、私の好きな青貝裂。 ( 銀箔を青みが出るまで焼いて、押して裁断して糸にして織リあげた裂。 金欄とは違い、貝の裏の様なにぶい光沢がとても美しいです。 ・・・少々高価ですが・・。 )

新しい作品を表装する楽しみとまた違う楽しみが、古い書画の修復にはあります。
霧を拭いて裏打ち紙を剥がすうちに、先程言いました 100年も前の表具師の仕事を見せて貰えますし、依頼された方の 『 わたしにとってはこれが大事だ 』 という思いにも出会えます。
そして、仕事しながら真近で見つめ続け 書かれ描かれた今は出会えない方と出逢え、最後お渡しする時、ご依頼者の笑顔にも出会えます。 送って届けるのではなく、手渡しでお届けしたく・・常々 思っております。
表装の仕事で大谷本廟と本願寺へ。
東山五条の大谷本廟の≪ 蓮 ≫は遠目にも美しく、近づいて行ってしまいました。

2000年も前の一粒の種からここまで仲間が増えたとの事。
堀川七条の本願寺の境内には大きな鉢で≪ 蓮 ≫が並んでいます。
残念ながら華は咲いていませんが、種類の違う華々との説明書きが。



本堂にお参りに上がると珍しくほとんど人影なく、テレビコマーシャルの様に縁に座ってみたくなります。
( そうだ、京都にいこう。・・と ) 実際座って しばらくボ~っとしてましたが。
約束の時間に余裕があったので、通り向かいの ≪ 龍谷ミュージアム ≫ に。 16日まで会期の 『 仏教の来た道 』展、やっと行けました。
以前頂いていた図録で写真は見ていたものの、実際見ると大きさに驚く事が多かったです。 『 こんなに大きいんだあ・・。 』 とか
『 あれ? こんなに小さいんだあ・・。 』 とか。
とても小さい仏さまでしたが、中国6世紀末・隋代 銅造鍍金の < 勢至菩薩立像 >。
このたび一番のお気に入りでした。
・・・・・・・ 「 お気に入り 」 って言っていいんでしょうか?
昨夜は深山・淨蓮寺様にお呼ばれ致しました。
5月の挙式でお世話になったと、司婚の礼光寺さん 手伝い方の私と明蓮寺さん・明顕寺さんを招いて下さったわけです。 お寺は山高いところにあるので、本堂の縁から遠くに海が見えます。
嬉しい事に美しい夕焼けが・・・・。
住職ご夫妻・若ご夫妻と共に美味しく楽しいタップリの時間を頂きました。 『 泊る予定でゆっくりと。 』と言って頂いていたので、それはもう タップリと。
書が大変魅力的な住職、そして若さん。
とある部屋を覗かせていただくと、墨 筆 和紙・・書きに書いてある紙、紙。 話しながらスッと筆をとってサラサラサラ。 いつでも思いついた時に筆をとれる様にされているんですねえ。 あの書は才能のみならず、努力が重ねられた上のものでした。
朝は快晴、 朝の海。
ありがとうございました!
一度 西蓮寺に帰り、今 京都に走り着きました。