昨夜は雷と大雨。  心配していた通り 今日も雨。
それでも ≪ 安居 ≫夏法座は、丹精込めて育てられ持ち寄られた野菜と共に始まりました。 40人位でしょうか、有り難きご参拝。


そうめん・トコロテン・野菜炊き合わせ等のお昼をご一緒し、休憩には甘いものも・・。

  そのうち雨も上がり、穏やかな一日が過ぎてゆきます。

                   毎法座の度に思います。
ご門徒さん、そして半数のご門徒さまでない方々。 この山奥に遠方からご法礼を持って来て下さって、4回の40分のお話をジッと座って聞いて下さって・・。     体力も気力もいる事です。    来て下さる方があって ≪ お座  ≫ が成り立ちます。   

   仏さまを讃える諸仏のみなさまです。 本堂への入堂、有難うございました。

 明後日7日は、西蓮寺 ≪安居会≫ ( 夏法座 )。
只今午後5時、雨上がりの山寺。 むせぶ様な濃い酸素に迎えられ、帰山いたしました。
      体中の毛細血管の先々にまで、この酸素が送られる事を頭に描きつつ 大きく吸い上げてみます。

 母が汗をブルブルかきながら、本堂の縁の雑巾がけをしていました。  
              ・・・フフフ・・。   ・・いや、失敬。

  御苦労さまです。  そして、元気でなにより。 

 さて、わたしも はりきって 参りましょうか!

 『 余った壁紙を ○○さんから貰ったんだけど、栗山さんどうかなあ。  トイレの壁紙張替えてもらえんかなあ。』
     『 え~、無理でしょう。 やった事ないですよ。 』
 『 そうか・・。 栗山さんがヤッテくれないとなると、私らが二人でやらんと しょうがないなあ・・。 』

     『 ・・・わかりました。 お二人より 私が出来ると思います。 』      『 そう? ありがとう! 』

というわけで、とある画廊のトイレで作業してきました。
   障子・襖の張替え依頼は受けた事がありましたが、壁紙は初めてです。  ネット動画でも勉強しました。
 掛け軸表装とは道具も違います。
緊張感高まります。 自分の家の張替えさえやった事がないのに、自分の家とは違いますから・・。

 作業前。 そうですねえ、年が経つと継ぎ目から痛んできます。   午前11時・剥がし作業開始。

 下地を調節し、新しいクロスに糊を引いて ヨイショと持ち上げる・・糊がビッシリ引かれた2・5mのクロス、この運び方は動画さまさまでした。
     余った壁紙利用なので3種類を張り継ぎます。  どうなるかと思っていましたが、なかなか御洒落なトイレとなりました。
 終わりました・・・。 午後5時すぎ・。

密室内での慣れない作業、ここしばらくでかいた事無い程の汗をかきました。   黒いポロシャツに塩ラインが現れるほど・・。  精一杯やりましたが、先々どうでしょう?
        その道その道のプロに頭を下げます。 勉強になりました。

 この画廊を訪れる時、しばらくは 接着剤を持参して トイレを覗かなくてはなりません。 (笑)

    

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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