京都というところは ≪仏壇屋 ≫ が沢山あります。  仏具店。
特に本願寺の前あたりには、大小さまざまなお店が連なっています。

 今日は新しく仏壇を求める方に同行。   仏壇・仏さまを買いに行く・・ではなくて、正しくは 『 仏さまをお迎えする 』 ですね。

 マンションにお住まいの若いお方です。  『 大きくて立派なお仏壇だから良いのではなく 』  『 昔ながらの荘厳道具が全て揃っていないといけないのではなく 』 、自分が座って、手を合わせやすいお仏壇を選びましょう!
   と、あれやこれやプロデュ―ス。        どこにどの高さで安置されますか?     ではどの大きさの壇がいいですか?     色は?     さてそれではご本尊は、木像?絵像?お名号? あちらに観に行きましょう。
              
お道具は最低 (三具足) ですが、こちらに色の合いそうなのがありましたよ。      え~と、過去帖はどうされます?過去帖台は?        ああ忘れちゃいけない、お仏飯をお供えする器。        それから、キン。沢山ありますねえ、みんな打って鳴らしてみましょう。きっと気に入る音色がありますよ。      え~とそれから・・・・・。

   実にシンプルで、爽やかな一式が揃いました。

                       やさしいお姿です。  

 

 中学校の美術の教科書か社会の教科書の載っていたのか、見た憶えはあります。
『 瓢鮎図 』 ( ひょうねんず )。
≪ ひょうたんなまず ≫という言葉も耳奥にあります。
   しかし、どういう画か? 何を意味しているのか知りませんでした。    恥ずかしながら。

  先日、芳澤勝弘先生にお会いした折サイン入りのご著書を頂き、読んでみて はじめて知る事ばかりに・・・・。

 だいいち、「なまず」の画を見ていながら 「鮎」の文字に何の疑問も持っていなかったウカツさ。  呆れます。
中国では「鮎」は「なまず」の事で、「鯰」と同じなんだそうです。  知ってました?

 この画は室町四代将軍・足利義持が如拙 (じょせつ) に描かせた画で、如拙はあの 「雪舟」 の師匠の師匠で。         しかもこの画の上部にはオビタダシイ 『 画賛 』 が書き込まれていて、それは当時の禅僧達のこの画に対しての問答であり・・・・・・。     まあ~、知らない事ばかり。  花園大学教授で禅学・禅宗史専門、禅林画賛解明のエキスパートの先生がこの31人もの禅僧方の難解な詩文を詳しく解説されてあります。
 どうやら日本の禅の書のみならず、中国禅の論・書、史記にいたるまでの知識がないと 読めないようです。
31人の禅僧方はその知識を持って、文字を選び喩えを使っておられるようで・・・・オソロシイ。

 つかみどころの無いヌルヌルの鯰を つるつるの瓢箪で押さえようとする画。 ≪ こころ で こころ を押さえよう ≫ とする事をあらわしてあるんでしょうか?   か?  どちらも捉えようがないですねえ。   捉えた!と思った瞬間 ヌルリっと 逃げて行く。

 ササ~っと読ませて頂いただけでは理解できるはずのない私ですが、又 お会いできた時には、何らかのキチンとしたご質問を先生に致したく。
        愉快 で 痛快 で 豪快な先生なんです。

  今年もお声をかけて頂きました。
DMに 『 ・・× 栗山知浩 』 と入れて頂いてあります。    恐縮至極。
 京都・四条河原町のギャラリー≪ マロニエ ≫での展示です。 ( 10月30日~11月4日 )       15人のうち11人の画家の作品を掛け軸表装させて頂きました。

 床の間に限らず、洋間に掛けても御洒落な御軸の数々・・。
昨年より広い会場、しかも壁面はコンクリート打ちっぱなし。  さて、どう映るか楽しみです。
    ・・・・・残念な事に会期中はずっと島根の予定にて、わたしは見れません ( 涙 )。

 今回は巡回展として、大阪のお寺でも開かれます。( 西成区・壽光寺。 11月19日~25日 )
最終日25日にはなんとしても行きます。  24日島根での予定がありますが、夕方飛び出て 走りに走ります!

   なんとしても行きますよお! 
 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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