9月5・6日、益田・明顕寺仏教婦人会巡回法座のご縁。 お寺でのお座ではなくて、少し離れたところで会場を整えて待っておられるところへ、ご住職と一緒に出向いてのお座です。

お堂であったり集会所であったり。   一か所で半日のお座、この集会所には立派なお仏壇が安置されています。 世話役の方が何日も前から心をくだいて準備されているのが分かります。  何十年も続く巡回法座、それぞれの会処に伝統を感じます。

何年もご縁を頂いておりますので、お顔見知りの方が多く。 『 これをおひとつ。 』 と、にこやかにお土産を持って来て下さるお方も。  早生の栗・掘ったばかりのミョウガ・栗ご飯・手作りブルーベリージャムに切干し筍・・・・。


ありがたい事だなあ・・と車を走らせお寺に帰る途中には、出ました!  今年も出ました。  名物の案山子!
毎年大河ドラマ案山子を立てるおじさん。 今年は特徴無くて難しくなかったですか? 

そうでもないですか?  来年の 《 真田幸村 》 、楽しみにしています。

少し走るとおやおや!  もうですか! 
夏の終わりと、秋のはじまりを感じた 二日間でした。

数年前に出来ていたのは知っていましたが、一度も行ったことはありませんでした。 
『 え~京都にいるか? 』  『 はたして、ひとが行くか? 』 ・・・などと言われていましたが、中々好評のよう。
どちらかと言えば盛況との噂を耳にしていた今日この頃。

縁あって行って来ました  《 京都水族館 》。 
子供が小さい時、どこかのに行ったきり実にひさしぶり。  いや、いいもんですねえ。 

いくらでも見つめていられそうです。 クラゲ水槽など、一家に一槽 欲しいくらいです。 

山や川の流れ、草花を見つめ続ける時のように、初めは目にするそれぞれの事を考えていますが、そのうち頭に浮かんでくるのは様々な事。   昨日の出来事・会話、遠い先の予定・・。

まさに自分の中の自分との対話 。 ひとを目の前にしていては出来ないことです。 
《 我 》 のないものを相手にしているときにこそ、わたしの 《 我 》 が知らされます。

それにしても クラゲ。    きれいですね。 

8月27・28日、三隅組講習会。 100年以上伝統のある学習会、以前は三日間あったとも四日間あったともいわれる泊り込んでの学習会です。  今年の引き受けは浜田市・弥栄の勝龍寺さま、 講師は行信教校講師の山本攝叡師です。 

『 恵信尼文書における宗祖像 』 との講題で二日間六時間のお話を頂きました。 
国語教師をされていた先生からの、一見ミミズが這った様にしか見えない( 古文書が読めない不勉強者で・・ ) 原本の写しの一文字一文字にあたりながらのご指摘に 『 ・・・そうか・・なるほど・・。 』 と唸られる事、多々。 多々。

今まで活字にされたもの・現代語に訳し読みやすくされたものしか 読んでいなかった事、それを何の疑問にも思わなかった事を恥ずかしく思いました。 ご講義には、宗祖と奥さま( 恵信尼さま )の当時のお姿がありありと思い浮かべられる感がありました。 これまで思い違いしていた事があった事にも気付かされました。 確かにそうであるとしか読めない、と黙考することしばし。  有難うございました。

会処の勝龍寺さま 、ご住職・坊守さま・前坊守さま・寺族・総代・婦人会のみなさまには大変あたたかく細やかなご接待を頂戴いたしました。 数か月前からのご準備ご心配であったとお察しいたします。 境内地・本堂・食事・お茶・・・・考えなくてはならない事は山ほど出てきます。 

宿泊・懇親会は場所を移動して、近くの< 体験村 > 施設を用意して頂きました。 
緑溢れる中、ゆっくりお湯に浸かり歓談食事。 ( どぶろく特区・弥栄ならではの、どぶろく! )  さらに布団間横に二次会準備まで。 ( 囲炉裏を囲んで深夜2時近くまで・・。 なんと、先生は最後までお付き合い頂きました。 恐縮 )

大笑いするだけの話題でなく、ご法義のお話に夜が更けてゆくのも、この会の伝統の力でしょうか。

皆々様、ありがとうございました。 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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