文章を書く事が多い方とは 知っていました。
お話をしていて流れから何気なく出された < 原稿用紙 > ・・・・・・『 ん~~? 』

 端っこに < 本間用紙 > と入っています。
 
『 これ、本間さんのオリジナル原稿用紙ですか? 』       『 そう。 横に広い角が書きやすいから。 』
  ・・・・へ~~。 かっこいい~!       なんて言っていたら、横におられた御人、『 俺のも あるで。 』
     えっ ・・・『 出た~。 』 松本さんの < 松本用箋> 。

 絶対、万年筆ですよね。 インクにもこだわりの色がありますよね。
    ・・・・・・何を あたり前の事を・・と言いたげな眼差し。

 いつか 作りたいですね、 < 栗山用箋 > 。   しょうもない事なんか書けなくなりそうですが・・。

  島根県は < 出雲 >の国と < 石見 >の国に分かれていました。
浜田・三隅は < 石見 >の国、石州です。 ここで漉かれてきた紙を < 石州和紙 > といいます。
人口7000人弱の三隅町に6軒の和紙工房・製作所があります。
 2010年にユネスコ文化遺産に認定された < 石州和紙 >。     先日訪れた 和紙会館に今日も立ち寄りました。

 『 ブータンの紙もありましたよ。 』 と書いたところ、和歌山の書家・清水先生から問い合わせとご依頼がありました。     ・・・・『 5月にする個展で 100枚の種類の違う紙に< 愛 >と書いて並べたいと思い、色紙・和紙を集めてます。  是非、そこで色んな紙を入手してきて下さい。 』

 ブータンの紙。 ツァショー・ダフネという材料から作られたかなり厚みのあるザックリとした紙。






 裏と表が剥がせそうなほどです。

< トロロアオイ >を使用する和紙漉き技術を学んでから、日本の様な薄くても丈夫な紙を生産できる様になっておられるそうです。  喜ばしいことです。 

以前のゴツゴツした紙の伝統も伝えて頂きたいと思いつつ、一路京都を目指します。 

昨日から帰山しております。
日本各地大雪との情報で、中国道を走るのが不安でしたが大した事はありませんでした。
   とはいえ、高速道路からみえる町や村は スッポリ雪に覆われています。 毎日の生活の大変さをお察ししながら走ります。

浜田などほとんど雪は見当たらず、狭いと言いながら日本の広さを感じた昨日ですが、今日は降っています。

 夕方、益田で三隅組の住職会がありますので走らなくてはなりません。   ・・大丈夫でしょうか。

明日にはマタマタ 京都へと中国道を走ります。  ・・大丈夫でしょうか。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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