縁板とイノシシ。

この夏の事業、本堂側面縁板ふき替え。 ずっと気にかかっておりました。 正面は父の代に新しくされてありましたが、側面の縁板は吹き込む雨・花粉・黄砂によって随分傷み激しく歩いてケガされるのではないかと危惧しておりました。 思い切ってこの一年に納めて頂いた永代経懇志全て使わせていただいて。  お念仏のみ教え広く長く伝わる事を願って頂戴したご芳志、この聞法道場に訪れてくださるお方の為に道場荘厳と扱わせていただきました。  あらためて深く御礼もうしあげます。有難うございました。  

風呂焚きの為に割り揃えた古縁板。 ここまでボロボロになってまで黙って踏まれていてくれたんですね。  沢山の沢山のひとの< 歩む道 >でしたよ。 有難うございました。 灰になっても、畑にまいて草花育むいのちとなって頂きます。 




そんなこと思っていた矢先。
<時刻> 9月1日午前7時21分。  <現場> 西蓮寺本堂裏山、老坊守生きがいにしている畑斜面。  四頭のイノシシ出現!  おいおい、コラ~! 
夜ならまだしも、堂々と耕すんじゃないよ。       と、コイツらも・・山寺の荘厳か・・。  かな。
縁側にあがるなよ。    ・・・絶対に!

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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