画と出会い、書と出会い、人と出会い。

しばらく表装仕事の話題ありませんでしたが、ずっと作業いたしております。
色々な方と出会わせて頂きながら。 

昨年出会いを頂いた女性画家、不思議な日本画。 随分と時間をかけて裂地を悩まれた末、思い切った裂地を選ばれました。 バリ島の裂地です。 大江和上の「 自然法爾 」を額装に。 西連寺にも来講頂いた先生です。わたしは生まれたばかりで記憶にありませんが。      浅田勧学の書も額装に。 額装にしそうな横書ですが、軸装に。 これなど軸にされた方はまずおられないでしょう、横寸法4尺(120㎝)になりました。 堂々たる一幅になりました、王義之書拓本。
三十六歌仙二曲屏風。土台・紙番から作るので中々の手間仕事。

修復仕事も。 良如上人御影。 復元織裂地を使用して横幅をゆったりとして、とのご依頼でした。

これは古い時代の軸、実如上人裏書きのある親鸞聖人御影。 何度も修復されてきた御軸。修復途中、以前の修復師の仕事を見せて頂きながら作業させて頂きました。 お顔も見た事無くとも、これも「お出会い」。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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