仏像展。
益田市にある県立美術館・グラントワ。
壁面がこの地方独特の石州瓦でおおわれた 美しい姿。
16日まで会期の企画展・『 祈りの仏像・石見の地より 』 。 普段は寺院の内陣奥に安置されている白鳳・鎌倉時代から伝わるご本尊、まじかで目にさせて頂けるという事で、何としてでもと行って参りました。
勢いよく彫られた四天王立像・古き時代に大陸から伝えられた観音菩薩像・金箔は落ちてもそれが為いっそう美しい阿弥陀如来像・・・。 そういう思いになるのではないかと想像していたのですが、やはり。 有り難い企画ですし行きたくて来たのですが、まじかでジッと見つめるのは、申し訳ないような目を伏せたくなるような。 小さく合掌して・・・。
重ねての企画に浜田市三隅出身で法然・弁長に続く浄土宗第三祖 良忠上人 ゆかりの美術展も。
ここではなんといっても ( 当麻曼荼羅縁起絵巻 ) 。 浄土の様子を観無量寿経にそって曼荼羅図に描かれてある奈良・当麻寺に伝わる御軸がどのようにして出来上がったのかその始終が描かれています。 普通の絵巻よりはるかに大きい事と、その繊細な美しさに驚きました。 神奈川の光明寺から出品された国宝です。 これはジッとジッと見つめられました。
帰えると、留守番をしていた老母が ( 打敷きくらいは引いてあったかね? )
いや、そういうものじゃないいんだよ。 と笑って言いながら・・・。
あなたの感覚のほうが 正しいよ、老母よ。
西蓮寺十七代住職釈知浩 古書画保存修復師
山に囲まれ狸がお参り・・・
そこにあなたも仲間入り・・・
ようこそ ようこそ。
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