春、5月。

恒例の渋滞の列を沢山の方々とご一緒する、5月連休。
渋滞ぬけると目に眩しい中国山地、さながら湧き上がる若緑の入道雲。
黄草・青草・若葉・緑青・白緑・・・その中に 『 こんなにもあるのか・・。 』 と思うほど姿を現わす< 藤 >の大木。
驚くほどの大木もあります。 それらは全て < 薄紫 >。  自生するものはみな紫なのか、と思うほど。

西蓮寺に帰山すると、境内の白藤も 『 そろそろですよ 』 と胸を張っています。  目にする方少ない山寺、『 降誕会法座まではもたないだろうなあ・・。 』

4日、朝は雨も落ちていましたがみるみる晴れ上がり、お参り帰りににはすっかり春の海。  < 誰もいない海 >・・ですね。  お坊さんの格好ですからまさか、笑いながら裸足で駆けまわる訳にもいかず。  大人しく帰りました。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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