住職、24歳。

益田市・美濃地、東光寺さまへ報恩講のご縁。

『 若い人がいなくなった・・ 』  『 みんな歳をとって田んぼをする人が減ってきた・・ 』 お斎をよばれながらの総代がお話。  しばらくの間、無住職であったこのお寺。 それでも門徒さま方だけで維持してこられてあったお寺。   このお寺に若い住職が入寺、24歳。  

わたしの従兄の次男。 大谷派寺院に生まれ育ったとはいえ、大きな決断。 市内に就職し兼業しつつ・・・・。

お茶を飲みながら様子を尋ねる私に、『 事の重大さが分からないまま入寺したから 良かったのかも知れません。』 と。
なるほど。

大きな体格で穏やかな口調。 ポツリ ポツリ と色んな事を聞いて来てくれる。  何か答えると、しばらく考えていて 『 ・・・うん。 ・・うん・・・。 』                                     あぁ、 お父さんに似ている。

『 ぼくは、整理・管理能力が欠けているんですよ。 職場の机の上もどんどん積み重なってきて・・見ると、どうしようとおもうんですよ。 』 
『 そう。 ・・じゃ、管理能力のあるパートナーを早く見つける事だな。 』 
『 やっぱり、そこですか。 』  ・・・・・しばし沈黙。

『 だとすると、ぼくは一生このままって事ですよねえ。 整理出来ないまま・・・。 』 

これはこれは。 一本とられましたか。    『 ははは。 じゃ、そのパートナーに毎日ビシビシしごかれるってのは どう? 』 

『  ・・・・そうですねえ・・・。 』  (笑)

その後、本堂から聞こえてくる ビックリするほど元気のいい彼のお勤めの声。 
お世話のご婦人も、ご聴聞のみなさんも、お斎をご一緒した総代さまも なんとも穏やかなお顔。 微笑み顔。

彼に熱いエールを!   ひとごと・よそごと どころでは無いにしても、熱いエールを!  

西蓮寺十七代住職釈知浩   古書画保存修復師

山に囲まれ狸がお参り・・・
そこにあなたも仲間入り・・・
   ようこそ ようこそ。

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