どしゃ降りの雨の中を。

午前8時半すぎ、雨にて夕方のように暗く。  『 はたして今日はお参りがあるかな・・・。 』 と思いつつ本堂に電灯を灯す。


7月7日、夏法座《 安居会 》。  午前9時あたり、下から降るような猛烈な雨の中、つぎつぎとずぶぬれで本堂の縁に上がって来られる方々。   『 バスタオル出してあげて下さ~い。 』 の声。   ああ、ホントだ。ぼ~と眺めている場合では無かった、よくぞ言ってくださいました。

『 この調子でこんなにヒドイ雨が続くなら、午前中で終わって皆さんには早めにお家に帰ってもらった方が・・・・。 』 
などと、総代さんと話しながらお勤めを始めました。

言葉通り、お足もとの悪い中 沢山のご参詣、誠に有難うございました。

昼食をご一緒する頃には雨も上がり、日差しも。

この度、< 十三仏と中陰七日参り > と < 歎異抄第5条 >をご縁に仏法の一日をご一緒させて頂きました。 『 また、お参りして会おうねえ。 』 と言っておられるのか、ガッチリ手を握りあって帰って行かれる姿。  すっかりいいお天気になりました。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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