3匹のサル、現わる。

4月29日、隣寺・常福寺さまの永代経法要へお参り、内陣出勤。 境内にて < 3匹のサル > に迎えられました。
ご住職の依頼にて< チェーンソー・アート > のお方に彫って頂いたと。

『 見ざる・聞かざる・言わざる 』 ならぬ、《 見るサル・聞くサル・言うサル 》。 
何も見ない何も聞かない何も言わない、こころ閉ざし自分を縛りあげて作った殻に閉じこもる事なく。

ご住職によれば、見るサルは< 観察 > =ありのままをよく見つめる。
聞くサルは< 聞法 > =教えを素直に聞く。
言うサルは< 称名 > =この声で ナマンダ―!  と。 

試作品で< 言うサル > は隣のひとに伝える如く小さい声出しの印象だったのが心外で、ヒジを張り大声叫ぶ姿にやり直して頂かれたとか。   なるほど。

眺めていて、もう一匹の< サル > を思いつきました。

さて、< 何サル > でしょう?   あなたなら 何サル を? 

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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