春、永代経法要。

4月8日・周囲は既に盛りは過ぎて色が変わる中、裏山の西蓮寺桜は満開の日 《 永代経法要 》 勤修。

ご講師は、神戸・光源寺・宮里俊哲師。 師とのお出会いは平成元年、もう25年も前になります。
京都・本願寺・伝道院での< 住職課程 > にて、67日間 寝食を共にして仏法を学び合った仲。 以来、親しく楽しくお付き合い頂き 未だ 時として熱く語り合う法友でもあります。 

久々にゆっくり師のお話を聞かせてもらえる事を楽しみにお迎えいたしました。
前日に浜田駅まで迎えに行き40kmばかりを車で走り、次第に家無き山道をくねくねと・・・。
お寺に着き、裏山続きの庭を眺めながら縁側で番茶を一杯。

『 時間の流れ方が違うなあ。 』   『 もう、気付かれましたか? そうなんですよ。 』
『 あれだなあ・・このバックボーンを見て、栗山くんがどうしてこういう人間になったかが分かったわ。 』 
『 ええ意味で、でしょ? 』      『 そら、そうや。 』

当日、朝から丁寧なお話を頂戴いたしました。 午後最後の席には台所お手伝いの方々も本堂にお座り頂きご一緒に聴聞を。  『 温かいお人柄が伝わる 』  『 わたしたちに解りやすい様にお話して下さる 』 との声が聞こえて参りました。

足・腰・目に難義なものを抱えながらも 早朝からエプロン・包丁持参で台所のお手伝い頂いた方々、 数日前から内陣真鍮仏具お磨き・清掃に来て頂いた方々、野菜を届けて下さった方々、「みなさんの一品に」とお料理物を持って来て下さった方々、 「これはご家族の晩御飯に」と逸品を持参下さった方、奮闘する老母・家内・久々に帰山した息子、花を持って来てソッとアチコチに飾っていて下さった方、 翌日赤穂での布教の為 法要終了後すぐに発たれたご講師、そして本堂にお座り頂き 共々にお勤め・聴聞し如来・諸仏を讃えて下さった< 諸仏 >のみなさま方・・・・・・・

みなみなさまのお蔭さまを持ちまして、法要をお勤めさせて頂いた事でございます。
ありがとうございました!

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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