自然叔父。

8日、益田・専教寺 ( 真宗大谷派 )。
26年前 50過ぎで還浄した叔父、そして今年 97歳で還浄された義母さまの法事。

導師部屋 床の間には、曽我量深師の書が掛けられてありました。

《 自然 》 と書いて( じねん )と、仏教読みする素敵な名前の叔父。
色々な職業につき、身体も壊し、苦労を重ねたとの話を父から聞いておりました。

晩年は、兄である私の父を誘い車に乗せ、松江や広島の勉強会に連れて行ってくれていました。 その事を喜んで 話す父の姿を思い出します。           その、近くの寺院に養子に入り住職となっていた弟が亡くなった後、『 朝、本堂でお勤めしていても、何もかもが 空しく思えてどうしようもなかった・・・。 』 と言っていました。
近くに居てくれて自分の為に心強い というより、何れ 帰ってくるであろう私の力になってくれると思ってくれていた様子。 その分 余計に力を落としていたのかと・・・・。


そして、何といっても この自然叔父。  とんでもなく お酒好きで、しかも とんでもなく 強かった!
数々の伝説が残っています。    あの頃は20過ぎの私・・・今でしたら少しはお相手出来そうに思いますが、残念です。         心意気だけは後継ぎさせてもらいます!           勉学も・・・。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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