思い切って。

本願寺前の仏具屋・八田保商店。
ご縁があり、表具の相談事で親しくお付き合い頂いております。    変わったものを置いておられたりして覗くのが楽しみなお店でもあります。   今日は、依頼のあったものを持参して。  お仕事の話が終わり、店主と四方山話をしているうちに < 香 > の話になり、楽しく色々見せてもらっていると・・・・・・・。

『 これ、何? 』 ( 店主、わたしより若いもので。 誠実で 実に気のいい彼です。 )
『 沈香の粉末です。 』 ( 手の中におさまる位、小さな小瓶。 )  
《 沈香 》。  少し焚くだけでも、作られた香りとは全く違う独特な香りが漂います。  高価な香です。  日々に焚くのは・・・・・・。
香木から <きざみ> や <角切り> の形にされたものを使う事が多い この香。

『 粉末とは珍しい。 』 
『 たとえば、香木で念珠の珠を作ったりする等、加工する時に出た粉です。 』 
『 へ~。 よくあるの? 』               『 最近はあんまり 入らなくなりました。 』
『 へ~。 これ、いい香からのもの? 』        『 いいものからのものです。 』
『 へ~。 これで、おいくら? 』           『 ○○○です。 』
『 へ~。 ひょっとして、お買い得? 』       『 お買い得です。 』
『 へ~。 』   

お買い求めです!    3月の彼岸法座で焚きしめます。    お楽しみに!

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

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