鎌手。この海を見ながらの生涯。

17日に京都に走ったものの、島根のご門徒さまがお亡くなりになったの訃報で急遽 20日の夜明け島根に。

享 年94歳のお同行さま。 36歳でご主人に先立たれ、50数年間 子供さん・お孫さん・ひ孫さんの成長を楽しみに働き続けられ、わたしの祖父の頃からの深いご縁のおばあさん。     ・・テルヨさん。
父の代も わたしの代も、西蓮寺・年7回のお座に階勤賞のごとく ご一緒させて頂いたおばさん。

聴聞頂きながらの 本堂での優しい笑顔、厳しいお顔、・・・。

お家で報恩講後に二人で頂いた手作りのお斎。   味付けのひとつひとつをお話いただきながら・・。

今日の葬儀の控え部屋は おばさんの部屋、 最期も迎えられた部屋。

壁を見渡すと、出会われた色々な言葉をご自分で書き連ねた一枚一枚・・・・。

わたしが法座にお配りした スジャータ の画も、ラッピングして・・・・・・・・・・・・。

身体は小さいけれど、わたしにとっては 大きな大きな お方がお亡くなりになりました。

浄土に往生する・・・とは言いながら、     言いながら、     さびしい限りです。

西蓮寺十七代住職釈知浩

古書画保存修復師

緑に囲まれた山寺

  春 鳥の声、 夏 蝉の声
   秋 虫の声、 冬 雪の声
 
     ようこそ ようこそ 

Copyright © 2010 Sairen-Ji Temple. All rights reserved.